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パタゴニアに新CEOが就任 「私たちの故郷、地球を救う」

 パタゴニア(PATAGONIA)の持株会社であるパタゴニア ワークス(PATAGONIA WORKS)の最高経営責任者(CEO)にライアン・ゲラート(Ryan Gellert)が就任する。同社はアパレル事業のパタゴニア・インク(PATAGONIA INC.)や食品調達事業のパタゴニア プロビジョン(PATAGONIA PROVISIONS)、映像およびマルチメディアプロジェクトを手掛けるパタゴニア メディア(PATAGONIA MEDIA)などを擁する。また、パタゴニア・インクのCEOにはジェナ・ジョンソン(Jenna Johnson)が就く。

 ゲラート新CEOは、5年以上にわたりヨーロッパ・中東・アフリカにおけるパタゴニアの国際ビジネスを監督してきた人物。2014年にパタゴニアに入社する前は、10年近く登山用品メーカーのブラックダイヤモンド・イクイップメント(BLACK DIAMOND EQUIPMENT)の社長だった。今後ゲラート新CEOはアパレルや食品、メディアの分野に加えて、同社の持つロストアロー・ソリューションズ(LOST ARROW SOLUTIONS)、フレッチャー・シュイナード・デザインズ(FLETCHER CHOUINARD DESIGNS)、ティンシェッド・ベンチャーズ(TIN SHED VENTURES)などの運営も担う。

 就任に際してゲラート新CEOは、「パタゴニアへの期待は私たちスタッフ自身が一番大きい。私たちが行うすべてのことが、“私たちの故郷、地球を救う(save our home planet)”というミッションのためでなくてはいけない。そしてそれをすべての人に対して公正かつ平等に行う必要がある。これが最大の望みだ。私たちが挑戦を続ける中で厳しいときもあるだろうが、パタゴニアの才能あふれる情熱的な人材と一緒に仕事をしていくことにわくわくしている」と述べた。

 ジョンソン新パタゴニア・インクCEOもおよそ10年前に入社したベテランであり、熱心な登山家でもある。テクニカルアウトドアビジネスをけん引しながらアパレル部門の製品ラインマネジャーを務めた。今後同社の掲げるミッションやスポーツコミュニティーを、ビジネスとより連係させていくことに努めるという。

 6月にローズ・マーカリオ(Rose Marcario)前CEOが退任し、ダグ・フリーマン(Doug Freeman)最高執行責任者が指揮をとっていた。

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