「ディーゼル(DIESEL)」は2020年1月に発表したサステナビリティ戦略“FOR RESPONSIBLE LIVING(責任ある生き方)”の取り組みの一環として展開するサステナブルシリーズ「グリーンレーベル」から、20年秋冬コレクションを発表した。デニムやTシャツ、パーカ、コートなど環境負荷に配慮して生産したアイテムをラインアップする。同シリーズでは、サステナビリティシリーズの証しとして商品にグリーンのラベルが施される。
レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)=ディーゼル創始者が発表したサステナビリティ戦略“FOR RESPONSIBLE LIVING”に基づいて20年秋冬コレクションから展開する「グリーンレーベル」では、人と環境に配慮した素材や生産工程への取り組みを強化している。高い環境基準に則って生産されたデニム“リスペクトフル・デニム ウィズ DNA”は、「ディーゼル」のシグネチャーモデル“プレミアム・ヴィンテージ・デニム”と同様の見た目ながら、化学物質安全性認証(Green Screen certified chemicals)を取得した化学物質を使用しており、水の使用量も従来の方法と比較して最大40%削減するなど、製造工程における化学薬品と水の使用を大幅に削減する技術を採用した。またオーガニックコットンとペットボトルのリサイクル素材との混紡生地のパーカや、リサイクルウールを75%使用したコート、オーガニックコットンと再生ポリエステルを合わせた再生繊維のTシャツを展開するなど、環境負荷を最小限に抑えるための取り組みを積極的に進めている。
また、2月にファッションブランドやサプライヤー、小売業者などで構成される気候や生物多様性、海洋の保護に取り組む世界規模のファッション協定「THE FASHION PACT」に参加したほか、8月には綿花生産者、綿花が育つ環境、綿花産業の未来のために、コットンの持続可能性について取り組む非営利団体ベター・コットン・イニシアティブ(BCI)との協働を発表した。使用する綿の50%以上を、2025年までにオーガニックコットンなど環境負荷の少ない素材への移行を目指す。
ディーゼルジャパン
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