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キーアイテムはボトムス。ハイウエストパンツにシャツもニットもタックイン
「マーガレット・ハウエル」の2016年春夏メンズは、ハイウエストのパンツが絶対的存在のキーアイテム。シャツはもちろん、定番となったリネンのTシャツも、ニットも、すべてをハイウエストのパンツにタックイン。上下ともにリラックスシルエットのアイテムで作るスタイルを、ウエストをある程度絞ることで抑揚の利いたシルエットで提案する。
聞くだけだと難しそうなスタイリングだが、そこにはもちろん、「マーガレット・ハウエル」らしいエフォートレスなムードに満ち溢れている。今シーズンのボトムスは、リラックスストレートなジャストひざ丈のショートパンツか、リラックステーパードのフルレングス。前者はハイウエストだからこそ少年性が高まっているし、後者はテーパードさせることでハイウエストパンツにありがちな“頑張っちゃってる感”が消滅している。トップスは、そんなボトムスに一生懸命たくし込むのではなく、ちょっぴり余裕を残してスルリと挟む感覚。こうするとトップスは、背中のあたりで自然と空気をはらみ、清涼感やリラックス感を演出する。ハイウエストパンツがほとんど初めてで、ドキドキしちゃうような人には、オーバーサイズのレインパーカやジャケット、ステンカラーコートとのコーディネイトをオススメしたい。初めての外出の時は、とりあえず、これをガバっと羽織ってしまえば、ドキドキしちゃうスタイリングはひとまず隠れてしまう。あとはちょっとずつ慣れていけばいいのだ。
アクセサリーは、首元にあしらった水玉など数々のスカーフ。2本線のソックスに「テバ」風のサンダルも可愛らしい。カラーパレットは、ホワイトにブラック、サンド、キャメル、モス、ブルーグレーなど、ほとんどベーシック。ハイウエストパンツがチャレンジングだからこそ、その他の要素はすべて基本に忠実だ。
