サンフランシスコ発のスタートアップ企業でサステナブルシューズブランド「オールバーズ」は、新たに1億ドル(約105億円)を調達し、企業価値は17億ドル(約1785億円)になった。米「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」が報じた。リードインベスターは機関投資家フランクリン・テンプルトン(FRANKLIN TEMPLETON)で、ラウンドはシリーズE。これまでの調達金額の合計は2億ドル(約310億円)になる。
「オールバーズ」は、サッカーの元ニュージーランド代表ティム・ブラウン(Tim Brown)とバイオテクノロジーの専門家ジョーイ・ズウィリンジャー(Joey Zwillinger)が2016年にスタート。米国や欧州、アジアなどに直営店を構えている。今年1月には東京・原宿駅前の原宿神宮の森ビルに日本1号店をオープンしている。
「オールバーズ」はカーボンニュートラルを掲げ、アッパー素材にウールのフェルトを使った“ウールランナー”が代表アイテム。5月には温暖化排出ガスの削減を掲げたプロジェクトでアディダスとのパートナーシップを発表。6月には環境配慮を掲げたアンダーウェアの販売をスタートしていた。