繊維商社の瀧定大阪は、100%子会社のスタイレム(STYLEM)を2021年2月1日付で吸収合併すると発表した。経営資源の集約、事業運営および業務の効率化が目的という。これにともない瀧定大阪を存続会社としてスタイレムは解散し、商号はスタイレム瀧定大阪に変更する。「瀧定への150年超の長きにわたって培われてきた信頼と、近年業界に浸透させてきたスタイレムとを融合した名称とすることが最善と判断した」としている。
瀧定大阪は13年にコーポレートブランドとして「スタイレム」を導入し、「スタイレム」ブランドを冠して世界でファッション素材や製品を提供するサプライヤー事業などを推進。15年に新グループ体制に移行し、会社分割により瀧定大阪の全事業を継承するかたちでスタイレムが始動したが、約5年での軌道修正となった。