「オルビス」が行なっているオンラインカウンセリングを体験してみた。最大30分間のオンライン接客は、1対1の空間で最初は緊張したものの、時間が過ぎるにつれ誰にも邪魔されないことからもリラックスしていろいろ気になることを質問できた。ちょっと意地悪?とも取れる質問にも笑顔で答えてくれ、30分はあっという間に終わった。今回は30代のオンラインカウンセリング専任の敏腕BAさんが対応してくれた。
オルビスビューティアドバイザー(以下、BA):この時間はお客さまのお肌のお悩みというだけではなく、今気になっていることとか、普段疑問に思っていることを解消できるお時間になればと思っております。何かございましたらお聞かせいただけますでしょうか?
福崎明子「WWDJAPAN.com」デジタルデスク(以下、福崎):肌で気になっているのは、ちょっと乾燥しがちで、毛穴が気になったり、たるみも……。全体的に年齢に伴うものが気になっています。
BA:お見受けする限り、フェイスラインがシュッとされているので、そういったお悩みがあるようには全く思わなかったですよ。
福崎:そうですか?(と言いつつ、お世辞とはいえ嬉しい)とはいえ何にもしてなくて。基礎というか、洗顔して、導入美容液、化粧水、美容液、乳液、そして下地でしょうか。普通ですよね?
BA:いや、普通だとは思うんですが、手順と工程がしっかりされていますよね。バッチリです。シンプルなお手入れが毎日できているというのが一番大事だと思います。
福崎:と言いながら、やらないときもあるんですけどね。疲れて化粧落とさず寝てしまったり、オールインワンですませたりとか(笑)。
BA:そうなんですね。実際にご愛用されている基礎化粧品は、お悩みに対してアプローチができる美容成分でしたり、お手入れ効果があるようなスキンケアをご利用ですか?
福崎:そう言われたら、お悩みに対して使うというより、その時々で新しい製品を使っていますね。
BA:一つのモノを長く使うというのは難しかったりするのですか?
福崎:あ、それで聞きたいことがあったんです。長く使うと肌が慣れてしまうからたまに変えた方がいいという話もあると思うんですけど、実際はどうなんだろう?と思って。でも多くのブランドさんが出している調査結果などでは、長く使い続けている人の肌は美しいですよね。
BA:そうですねえ。ブランドさんによって違ったりするとは思いますが、「オルビス」では、お悩みに合わせてのシリーズ展開になっているので、できればそのときのお肌状態や目指したいお肌に向けて同じものを継続してご使用いただくのがベストだと思います。
福崎:時々で悩みが変わったりとか、こういう肌になりたいも気分で変わったりするじゃないですか?そういうときはどうなんですか?
BA:毎日のスキンケアって目的に合わせて使うのが肌にとってはベストだとは思うんです。でも毎日のお手入れなので、気持ちが大事です。お好みのテクスチャーでしたり、違う美容成分をご使用いただくというのも可能で、それによって今までのお手入れがなしになるわけでもないですし、半減するわけでも全くございません。
福崎:でもやっぱり継続の方がいいですか?
BA:継続の方が、本来の目的に沿っての結果は出ると思います。お肌が慣れてしまって、そのタイミングで変えた方がいいのではないか、というのも一理あると思うんですけども、毎日肌と向き合って慣れ親しんだものを使っていく中で、お肌の変化を感じるとか、お悩みが増えていないという段階ですでに結果が出始めていると思っていいと思います。
福崎:なるほど。分かりました。
BA:お悩みに対してなんですが、スキンケアを足したり、変えたりすると思うのですが。お悩みに対して、根本からしっかりと潤いを生み出しやすくしてあげたり、内側からふっくらと湧き上がらせてあげることが大事です。そうできるシンプルな基礎化粧があるので少しご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
福崎:はい。お願いします。
BA:ステップはもっとシンプルになります。この「オルビス ユードット」ですが、洗顔料と化粧水と、あとは「オルビス」で初めてのバームクリームがあります。朝晩、このスリーステップのお手入れになります。
ただ必要なものを与えてあげるのではなくて、お客さまの元々持っている本来の肌の力を高めます。肌には本来、潤いを生み出す力があり栄養を入れてあげることで環境を整えてあげます。こうすることで、気になる乾燥や、毛穴周りも改善に導きます。お悩みも軽減できて艶感が出てくる。全体的にクッと上向きの印象になります。特に大事なのが洗顔で、マイルドピーリング効果があり、1回洗顔で本来の明るさが戻ってくることが期待でき、洗顔の時間が楽しくなってきます。このバームリームですが手に出してお見せしてもいいですか?
福崎:もちろんです。
BA:「オルビス」は今まで全てオイルカットのスキンケアで、化粧水の後は保湿液といったジェル状だったのですが、初めてこっくりしたバームを用意していて、伸ばしていくと肌にじわっとなじんでいく。朝使ってもお肌にピタッと密着するのでファンデーションも寄れないですし、メイクも崩れにくいです。
福崎:それはその上からファンデーションを塗ってもいいんですか?
BA:もちろん大丈夫ですし、よりもちをよくしたいのであれば、こちらはUVカット効果は入っていないので、日焼け止めが入った下地などをご使用いただくのがベストだと思います。つけるときにこのバームでフェイスラインから頬にかけて、くっと持ち上げるようにつけていただくとハリをすぐに感じられると思います。仕様は朝晩なんですが、先ほどおっしゃっていた、夜疲れて帰ると丹念にお手入れできないと思うんです。このスキンケアは機能面だけではなくて、洗顔料のもちもちの泡と、化粧水、バームクリーム、それぞれテクスチャーが気持ちを満たされるような心地よさがあるんです。このスキンケアをするために、早くメイクを落として、スキンケアタイムをしたい。やらなきゃいけないというよりも、スキンケアしたくなるテクスチャーにこだわっているので、楽しくご自分の肌に向き合える時間が作れるかなあと思います。
福崎:今、現代社会ではストレスが増えていますよね。
BA:そうですね。加えて今は外出するときにマスクをしますよね。その中で、みなさまのお悩みの中で増えているのは、マスクで顔の多くが隠れていて表情を作らなくなり、全体的に前よりイキイキした表情がなくなったような気がする。ということなんです。
福崎:それもちょっと聞きたいんですけど、マスクをするようになってお手入れも手抜きだし表情を作らないので、たるみが気になるとお友達からも聞くんです。でも一方で、ほうれい線は表情が豊かだからできやすいような気がしていて、あんまり表情を作らないのは逆に効果的なのかなと思ったりしたんですが。
BA:ほうれい線というピンポイントで考えていくと、場合によっては気にならなくなるという可能性もありますが。根本的に考えると、表情を作らなくなると表情筋が衰えていく可能性があります。フェイスラインがくっきりしないとか、口角が下がってきた、とか全体的なボリュームの低下を感じて、お悩みは深くなってくると思います。
福崎:なるほど。ほかにも食生活とかも肌には影響があるんですよね?
BA:そうですね。ターンオーバーを正常にすることでお悩みの改善はしやすくなりますよね。食べ物ではビタミンB群は必須です。緑葉色野菜、卵、豚肉もいいと思います。あとはタンパク質ですね。タンパク質が不足すると、疲労回復ができにくく、免疫が低下する可能性もあります。
福崎:がんばって取りたいと思います。あ、肌の悩みに戻りますが、首のシワが気になっているんです。シワ改善美容液とかありますが、ほか何かした方がいいことなどありますか?
BA:アイテムとしては、「オルビス」としては“リンクルホワイトエッセンス”というのがあるんですけど。製品を使う時は、首までも顔だと思っていただいてデコルテ、肩までお手入れをしていくことが大事です。
福崎:なるほど、首までが顔ですね。分かりました!いろいろと教えていただきありがとうございました。がんばります!