編集部員さえ驚く(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年は、これまた呆(あき)れられるくらい(!!)ジムホリック(ジム中毒)な「WWDJAPAN.com」編集長ムラカミが、オシャレに変貌するエクササイズ業界に潜入!カラダを張って最新エクササイズを体験レポートし、長年の経験からオシャレ度をジャッジします。
新型コロナウイルスにより、ジムやエクササイズ業界も様変わりしましたね。私は、感染予防のためにスタジオレッスンを削減したフィットネスクラブの1つを退会し、現在通っているジムは2つ(笑)。代わりに通勤を自転車に切り替えました。約1時間を費やして片道16kmをチャリで通うと、何を食べても太らないですね〜。オススメです!!ということでこの日も、EMSスーツを着用してのパーソナルトレーニングを体験すべく、東京・新橋の「Atem personal GYM」に横浜から自転車で馳せ参じました。
EMSスーツを着用してのパーソナルトレーニングは、今回が2回目です。前回は、あの「シックスパッド」の新業態に潜入。地味な運動も、電気刺激が流れるとめちゃくちゃキツかったのを覚えています。なのに「なぜ、再挑戦するのか?」と聞かれれば、今回はEMSスーツの開発に繊維商社の豊島が関わっているから。「豊島によるEMSスーツは何かが違って、エクササイズも快適になって、効果実感も高まっているのでは?」と思い、体感してみたくなったのです。
1 / 3
2年前との違いにビックリ!! EMSスーツが日常着に近づいた
というワケで早速説明を伺いながら、EMSスーツに腕を通してみましょう。予防医療を開発、提供する企業のXenomaと共同開発したEMSスーツは、2年前に着用したEMSスーツとは全然違います。振り返れば2年前のEMSスーツは、ダイビングの時に着用するウエットスーツのような厚みと質感。その上に着用する電気刺激を発する機器は、プロテクターのようでした。一方、今回のスーツの着用感はコンプレッションウエアと大差なく、しかも合わせて24の電気刺激を発するパッドは、すでに内臓されています。小さなバッテリーをお尻の脇に取り付けるだけ。2年前のEMSスーツと比べると、なんて軽くて、動きやすいんでしょう!豊島の担当者は、「体にフィットしつつ、伸縮性に優れた素材」を選んだと言います。
「動きやすさ」は、本当に重要です。フィットした素材をまとうと、いろんな部位が動かしやすい。ゆえに従来は使いづらかった筋肉も動かせるようになるそうです。もちろん、着脱も簡単。このEMSスーツは、たった1人で簡単に脱ぎ着できます。さらにEMSスーツは薄手ゆえ家庭用の洗濯機で丸洗いOK!!衛生面もバッチリです。これだと筋トレはもちろん、ヨガやピラティスにも使えそうだし、屋内のみならず屋外でも使えそうですね。EMSトレーニングの可能性が広がります。
1 / 5
運動は2年前同様にキツい!!周りは共感してくれないので、なおさら(笑)
肝心のエクササイズは、2年前のEMSトレーニング同様にハードでした(笑)。2年前と同じカメラマンに撮影してもらいましたが、彼曰く、「EMSトレーニングは、何が大変なのか全然わからない」そうです(笑)。そうなんです。EMSトレーニングって、電気刺激を流すからベーシックな運動でも大変なのですが、当然、その刺激はスーツを着ている本人にしかわかりません。ので今回も、僕一人が「うわぁ」とか「くぅ」と悶絶。現場の皆さんは「何が大変なのか?」よくわからないまま、20分のトレーニングはあっという間に終了です。いやぁ、EMSスーツが薄手で、体が動かしやすいと言っても、トレーニングは変わらず過酷。毎日40kmの自転車通勤で下半身には自信があったのですが、翌日お尻は筋肉痛になりました。
EMSパーソナルトレーニングは、20分で3300円。シャワーを浴びても、チェックインからチェックアウトまで1時間で終わりそうです。忙しい人にはピッタリですね。業界の皆様、EMSスーツを着用して、繊維商社の実力を体感してみるのはいかがでしょうか?