ダニエル・リー(Daniel Lee)が手掛ける「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が注目を集めている。ダニエルは2018年に32歳の若さで、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。ブランドのエレガンスを再解釈した斬新な提案が共感を呼び、幅広い年齢層に支持されている。
彼と同世代であり、今業界から注目を浴びるのが若手スタイリストの髙田勇人だ。スタイリスト祐真朋樹に師事し、16年に独立。モード誌や広告、アーティストのスタイリングなどを中心に活躍する。「ダニエルとは同じ1990年代に青春を過ごしてきた者同士のシンパシーを感じる」と言う髙田に、「ボッテガ・ヴェネタ」を自由にスタイリングしてもらった。
スタイリスト髙田勇人が選ぶ
「ボッテガ・ヴェネタ」
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1コーディネート目はブラックのロングコートに、ラバー素材が特徴のアンクルブーツ“パドル ブーツ”と、アイコニックな“イントレチャート”をナイロン素材で再解釈したトートバッグを合わせた。「『ボッテガ・ヴェネタ』のアイテムは実際に袖を通してみて初めて発見する良さが隠れています。コートはアームホールが狭く、最初はタイトな印象でしたが、実際にじっくり着てみるととても着心地が良い。ここが細いのには意味があったんだなと納得させられます。それからどんなアイテムもスリットやボタンの使い方など遊び心があってワクワクします。『ボッテガ・ヴェネタ』ではバッグやシューズに注目が集まっていますが、僕がオススメしたいのはウエアです。他のブランドでは見つけることのできないシルエットなので、多くの人にぜひ着て試してほしいなと思います」。
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ダニエルは以前「WWD ジャパン」へのインタビューで、縦の長さを強調する自身の特徴的なシルエットを“エロンゲイト(縦に引き伸ばした)”と表現した。窮屈なイメージがある“スキニー”や“スリム”とは違う、着る人の存在感を損なわない拡張のイメージだと言うのだ。2ルック目に髙田が着用したショート丈のジャケットとハイウエストのパンツはまさにそのダニエルらしい斬新なシルエットの組み合わせだ。「それぞれ別々で見たときはどちらも極端だなと思いました。けれど着てみるとちゃんとバランスが取れるように計算されている。最初は自分っぽくラフにTシャツを出して着ようと思いましたが、ランウエイのルックみたいにタックインして着たら最終的にはそれがしっくりきましたね。着用したカーディガンもいろいろな着方が楽しめます」。
表参道店がプレオープン
「ボッテガ・ヴェネタ」は10月30日に、新たな旗艦店を東京・表参道にプレオープンする。同店限定アイテムとして登場するのが、髙田も着用した“パドルブーツ”の限定色“デューン”と、ナイロン素材のトートバッグ“ザ・パデッド トート”だ。加えて同じくナイロン素材のクロスボディーバッグ“ザ・パデッド テック カセット”も登場する。バッグ2型の限定カラーは“キャンピング”と呼ばれるモスグリーン。
「ボッテガ・ヴェネタ」で人気を集めるがメゾンの築き上げてきた技術が際立つ革小物だ。表参道店限定で登場するのは“イントレチャート”の財布3型。カラーは“キャンピング”をそろえる。
プレオープン日:10月30日
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-5
営業時間:11:00~20:00
電話番号:03-5962-7630
PHOTOS(WALLETS):KAZUSHI TOYOTA
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
0120-60-1966