ビューティ

「よーじや」が三越銀座の免税フロアに登場 コロナ禍の訪日客減少により国内客に向け販売

 京都発の化粧品ブランド「よーじや」が三越銀座店8階の免税フロアに期間限定ショップをオープンした。店内では、看板商品「あぶらとり紙」のほかスキンケアやメイクアップ、ボディーケア、伝統化粧道具などの小物をそろえる。「よーじや」商品の都内での取り扱いは現在、羽田空港内の店舗となることから東京都内の買い物客にとっては、商品を実際に見て試すことができる貴重な場所となっている。

 免税フロアでこうした国内の百貨店客に向けた期間限定ショップをオープンする背景としては、新型コロナウイルス感染拡大による訪日外国人の減少が挙げられる。外国人観光客をターゲットとしていた免税フロアは、昨年比9割減ともいわれるほど客数、売り上げともに大きく落ち込んでいる。三越銀座店においては当面の対策として、銀座を訪れる国内客をターゲットとした品ぞろえへの移行を検討していたところ、従来から羽田空港国際線の免税店や国内線の店舗でも人気を博していた「よーじや」に出店の打診をしたという。「よーじや」としても観光客の激減による京都店の客数減少が続くなか、関東圏での出店を“チャンス”と捉え、期間限定で出店することにした。「コロナの影響で、なかなか京都に行く機会が作れないお客さまに喜んでいただきたい」と、ブランド担当者は話す。

 コロナの収束が見通せない中、百貨店では国内の買い物客の取り込みにシフトするなどの施策が続きそうだ。免税フロアでは通常、購入時にパスポート情報と出発便のチケットが必要となるが、「よーじや」は国内の一般客向けとなるためパスポートなどをなしでも購入できる。その場合、免税販売(DUTY FREE)の利用は不可となる。期間は、2021年1月12日まで。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

恒例の25年春夏トレンドブック 125ブランド・470枚の写真を収録した「常に手元に置いておきたい一冊」

11月11日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ、ミラノ、ニューヨーク、そしてロンドン・コレクションの全てを詰め込んだトレンドブックです。今回掲載したのは、125ブランド・470枚の写真!キーワード(ムード)やアイテム、素材、色柄、ディテール、そしてバッグ&シューズのトレンドを分析し、余すことなくお伝えします。企画担当者はもちろん、最新トレンドをいち早くキャッチしたいマーケティング担…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。