渋谷原宿ファッションフェスティバル実行委員会(三宅正彦実行委員長)は10月17、18日に、「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL(以下、シブハラフェス、プロデューサーは松井智則ワンオー社長)」を開催する。今回で2回目の開催だが、前身である2011年にスタートしたシブフェスから数えると18回目。シブハラフェスでは例年、東京のファッション・ウイークに合わせてランウエイショーや街をあげてのファッションイベントを行ってきたが、今回は渋谷区内に店を持つブランドなどが出店する渋谷区公認のキャリー品ECサイト「シブヤ・ファミリーセール」が18日にスタートする点もポイントだ。
同ECは、渋谷区に出店するブランドやショップ、同区に本社や卸先を持つブランドやショップが出店し、具体的にはアーバンリサーチ、シップス、トゥモローランドなどが出店予定。EC立ち上げには、渋谷区や渋谷区商店会連合会、渋谷区観光協会などが7~9月にかけて実施していた「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」で集まった資金の一部などを充てている。同クラウドファンディングは、コロナ禍で自主休業を余儀なくされて苦しんでいる事業者を支援することを目的としたもの。同ECはシブハラフェスに合わせて期間限定で行うのではなく、今後通年で運用を予定しているという。一般的にECモール出店にかかる初期費用は不要で今後も出店ブランドを募っていく。
シブハラフェスでは、今季は宮下公園(商業施設ミヤシタパークの屋上)を会場に17日にランウエイショーを実施。「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」「パーミニット(PERMINUTE)」のほか、タレントのりゅうちぇるがプロデュースする古着のショー、坂部三樹郎が主宰するファッションの学校meの生徒によるショーの計4本を行う。ショーはライブ配信するとともに、渋谷区公認のデジタルプラットフォームでも後日配信予定という。