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ロレアルのCEOが交代 14年間務めたアゴンCEOが退任

 ロレアル(L'OREAL)は10月14日、ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=デピュティ最高経営責任者(Deputy CEO、全ての事業部を率いる副最高経営責任者)が2021年5月1日付で次期CEOになると発表した。ジャン・ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)会長兼CEOの後任だ。なお、アゴンCEOは会長職を更新し、バーバラ・ラベルノス(Barbara Lavernos)エグゼクティブ・バイス ・プレジデント兼チーフ・テクノロジー&オペレーションズ・オフィサーがデピュティCEOに就く。

 イエロニムス次期CEOはフランス屈指のビジネススクール、エセック(ESSEC)を卒業後、1987年にロレアルに入社。「ラボワトワール ガルニエ(LABORATOIRES GARNIER、現ガルニエ)」でブランドを代表する“フルクティス”ラインの立ち上げに携わり、「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」のインターナショナル マネジャーとして“ダーモ エクスペルティース”“ソーラー エクスペルティース”“メン エクスペール”などのスキンケアラインを開発した。2005年にロレアル メキシコのジェネラルマネジャーを経てプロフェッショナルプロダクツ事業部のジェネラルマネジャー、11年にリュクス事業部のプレジデントに就任した。13年7月にリュクス事業部、アクティブコスメティックス事業部、プロフェッショナル事業部を監修し、17年にデピュティCEOに任命されてからさらにコンシューマー プロダクツ事業部も担当するようになった。

 アゴンCEOは「ニコラはロレアルのCEOになるための全ての条件を満たす素晴らしいリーダーだ。彼は変化する消費者のニーズに応え、時代のトレンドを捉える力を持つ。また、あらゆるチャネル・地域・カテゴリーでの幅広い経験、グループ傘下のブランドの深い理解と知識、社内のチームを束ねる才能を持ち合わせている」とコメント。

 ロレアルではCEOの交代は65歳になるまでに行われることが条件とされており、アゴンCEOは21年7月に65歳になる。なお、アゴンCEOは06年にCEOに就任し、14年にわたりロレアルを率いてきた。

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