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良品計画が運営する「イデー」が家具を最大13万円値下げ 主力のソファやテーブル15品で実施

 良品計画が運営するインテリアブランド「イデー(IDEE)」は11月12日から、ソファやクッション、テーブルなど、ブランドの代表商品であるロングセラー家具15アイテムで、最大で13万円超の値下げを行う。あわせて、「イデー」を販売する「無印良品」の店舗数を拡大。それによって販売数量を増やし、値下げを実現する。

 「アーオ ソファ」(2人掛け)は14万8500円(税込)から6万9000円に、「ディヴァンコ ソファ ラウンド」は26万6200円から13万円にといった具合に、商品によって2200円から13万6200円の値下げを行う。現在、「イデー」は直営店のほか、全国26の「無印良品」店舗でも商品を販売しているが、これを109店舗にまで拡大して消費者との接点を大幅に広げる。

 良品計画は、「(コロナ禍で)お客さまの消費は実需に移っている。こういう時こそ、買い求めやすい価格でわれわれが皆さまのお役に立つ」(松﨑曉社長)という考えのもと、今秋「無印良品」の衣料品主力アイテム72品でも値下げを実施している。「イデー」の主力商品値下げもコロナ禍で家で過ごす時間が増えたことを背景に、「より多くの方に『イデー』の家具を親しみやすく楽しんでいただく」(プレスリリースより)ことが目的といい、考え方は同様だ。

 イデーは2006年に良品計画の傘下に入った。「無印良品」は店舗休業明けの6月以降、食品が底上げする形で国内や中国本土などで業績好調。良品計画は“コロナ禍の勝ち組企業”として、21年8月期に過去最高業績を目指している。

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