中国では人気のファッションやコスメアイテムに、消費者があだ名を付ける文化がある。日本でも“婚活リップ”として「エスティ ローダー」の“ピュアカラー クリスタルシアー リップスティック”や、“諭吉ファンデ”と呼ばれる「スック」の“エクストラ リッチ クリームファンデーション”が話題になったがそのように商品の特徴を抜き出したあだ名が付けられているのだ。しかも消費者は、本当の商品名をほぼ覚えておらず、ECサイトやSNSでもあだ名で投稿や検索がされている。しかし中には、その由来を聞かないとアイテムが連想できない難しいネーミングも。そこで今回は、クイズ形式で有名な“あだ名アイテム”を紹介する(画像の右をクリックすると答えを見ることができます)。
第1問<神仙水>
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多くの消費者がこのスキンケアを使用した後、その魔法のような効果に衝撃を受けて「妖精の水(神仙水)」だと崇められたことがきっかけ。使用することで妖精のような美しさを手に入れられると評判だ。
第2問<小黒瓶>
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そのあだ名の通り、ボトルが小さな黒い瓶であることから名付けられた。このように見た目をそのままあだ名とする例は数多く、「シセイドウ(SHISEIDO)」の“アルティミューン パワライジング コンセントレート N”は赤くボトルの腰の部分に曲線があることから「紅腰子」、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の“アドバンス ナイトリペア SMR コンプレックス”は小さな茶色い瓶なので「小棕瓶」と呼ばれる。
第3問<キラーバッグ(殺手包)>
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2012年に公開された映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」でレア・セドゥ(Lea Seydoux)が演じた女暗殺者がこのバッグを持っていたことから。中国では映画やドラマの影響が強く、今年流行ったドラマ「三十而已(まだ30歳)」では劇中に登場した「エルメス(HERMES)」のバッグが爆売れ。
第4問<元彼マスク(前男友面膜)>
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このアイテムを使用することで、元彼が別れたことを後悔してしまうほどの効果があるという意味が込められている。また、「1度使って捨てる」という意味も含まれているそう。
第5問<小さな鉄(小熨斗)>
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鉄のようにシワが一切ない肌になれるという意味で名付けられた。ほかにも鉄をあだ名に入れているものはエイジングケアの作用を持つものが多く、「ロレアル パリ(LOREAL PARIS)」の人気製品”リバイタリフトフィラー ヒアルロン酸アイクリーム“のあだ名も「パープルアイアン(紫熨斗)」だ。
第6問<野菜カゴ(菜篮子)>
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小さいながらたっぷりと収納が可能な樽型のバッグは、実際に野菜を入れている人はいないが、見た目以上に大容量で実用的だという特徴は一緒。高級なバッグに名付ける名前として相応しくはないが、分かりやすさ重視であだ名が広まった。
第7問<反重力エッセンス(反重力精華)>
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重力に反するかのようなリフトアップ効果が感じられると評判になったことから。中国では肌の衰えを感じる前からエイジングケアを取り入れて対策を行う人が多く、20代後半からのエイジングケア製品として人気が高い。
第8問<黒と白の包帯(黑白绷带)>
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エイジングケアのための包帯と言われている2つのクリーム。包帯と名付けられたのは、まるで医療のように、肌の修復と保護をしてくれることから。中国では朝使うものと夜使うものを分けている人も多く、このクリームも昼夜でセットで使う。