スイス発のファッションブランド「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」が2018年春夏メンズコレクションのランウエイの演出にイタリアの高級車フェラーリ(FERRARI)を使用したことが「フェラーリ」ブランドの不正利用にあたるとして、フェラーリがミラノの裁判所に提訴していた件について、裁判所は「フリップ プレイン」に対して30万ユーロ(約3600万円)の損害賠償などを命じた。イタリアのメディア「コリエーレ・デラ・セラ(CORRIERE DELLA SERA)」が報じた。
裁判所は「フィリップ プレイン」に対して、フェラーリが映っているすべての写真と映像をウェブサイトやSNS、その他一切のプラットホームから削除することを命じた。加えて、30万ユーロの損害賠償のほか、2万5000ユーロ(約300万円)以上の弁護士費用も負担することと、「フィリップ プレイン」がフェラーリが映った写真・映像を削除しなかったり使用したことが発覚した場合には、1回につき1万ユーロ(約120万円)を支払うことを命じた。
「フィリップ プレイン」は17年6月に開催したショーにおいて、炎が上がる演出や、電飾やペイントで装飾したフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといった高級車でスタントを披露する演出を披露した。