三陽商会は、ウィメンズブランド「ブルーレーベル・クレストブリッジ」とメンズブランド「ブラックレーベル・クレストブリッジ」両ブランド複合の路面店「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ 原宿本店」を東京・神宮前に10月24日オープンする。初年度売上高目標は非公開。
ロケーションは明治通り沿いの2階建てビルの1階で、同社の「キャスト(CAST)」の店舗を業態転換した。店舗面積は約300平方メートル。内装には英国のホテルをイメージした植栽やアンティーク調の什器、豪華な絨毯などを配して、ブランドの世界観を表現した。
なお同店近くにあった路面店「ブルーレーベル・クレストブリッジ ハラジュクハウス」は4月末で閉店。「ブランドのルーツであるこの場所(原宿)で、ブランドを発信する旗艦店を再構築したい」と同社の浦田壮志ブルーレーベルクレストブリッジビジネス部長。
入り口付近には同店限定商品を含むウィメンズ・メンズの商品を並べ、奥にはEC限定商品のショールーミングスペースを設けるなど、「客が足を運びたくなる要素」を散りばめた。試着して気に入った商品は店舗のタブレット端末などを使い、自宅で受け取ることができるようにした。さらに同店ではCCCフォトライブラボ(東京都新宿区)が提供するライブコマース接客ツールの「ライブトルッテ(LIVE TORUTTE)」を同社として初導入し、11月からオンライン接客の配信を開始する。
店舗限定商品は、ウィメンズでは通常ラインの展開にはない青色ベースのチェック(通常は赤色ベース)を使ったドレス(3万8500円)、スカート(3万1900円)、バッグ(1万6500円)など。メンズの商品は、他の店舗やECにはないXSサイズまでそろえてユニセックスの着こなしを提案する。また、オープンの目玉としてタータンチェックのマスク(ケース付き、6600円)を先行販売する(11月5日からECで販売開始)。