化粧品ECプラットフォーム「ノイン(NOIN)」を運営するノインは11月10日、ファミリーマート専売の新コスメブランド「ソポ(SOPO)」が発売する。第1弾アイテムとしてアイブロウ、アイライナー、マスカラの3製品をそろえる。
これまでのコンビニコスメといえば“急なニーズなど緊急度の高い商品購入”がメインだったが、「ソポ」の狙いは“試してみたかったをかなえるコスメ”。コスメのECプラットフォームで得たデータを基に、「ここにしかない商品」「試しやすいサイズ感」「試しやすい価格」「高品質」にこだわったアイテムを開発した。マスク着用が当たり前となった中でも楽しめるメイクとしてアイメイク3商品をそろえ、眉マスカラとペンシルとチップが1本になった「3in1アイブロウ」(1250円)、トレンド感のあるカラーと発色が良い「カラーアイライナー」(900円)、にじみにくい処方とお湯でオフできるミニサイズの「カラーマスカラ」(850円)をラインアップ。
「ノインは若年層、そして地方のユーザーも多い。若年層はクレジットカードを保有している人が少なくほとんだがコンビニ決済だ。そのため、11月からファミリーマートのみコンビニ決済手数料を優遇することで来店頻度の増加を促し、『ソポ』への接触機会の向上を図る。今後も『ノイン』で得た若年層のニーズを基に新製品を追加していく予定」とブランド担当者。
2017年にリリースした「ノイン」は、現在までに250万ダウンロードを突破した化粧品通販アプリ。ドラッグストアやバラエティーショップで展開するコスメを中心に約700ブランドを取り扱い、10月2日から大丸松坂屋百貨店が展開するコスメセレクトショップ「アミューズ ボーテ(AMUSE BEAUTE)」と連携し百貨店コスメの販売も開始。「セルヴォーク(CELVOKE)」「アディクション(ADDICTION)」など16ブランドなどがアプリで購入可能だ。アプリのコアユーザーは18〜24歳、インスタグラムの月間リーチ数は1500万など若年層ユーザーが多いのが特徴。今年4月には伊藤忠商事が第三者割当増資で出資している。ファミリーマートは伊藤忠商事の傘下にある。