ファッション

東コレで感じた楽天とアマゾンの違い

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 東京のファッションの祭典「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」が10月12日から17日までの6日間にわたって開催された。東コレは3月に予定していた2020-21年秋冬シーズンが世界的なパンデミックで中止を余儀なくされたため1年ぶりで、19年8月に楽天が冠スポンサーに就任してからは2度目となる。この1年間でファッション・ウイークに対する価値観は激変し、各都市のファッション・ウイークがリアルとデジタルの融合を模索。東京でも今シーズンは参加39ブランドのうち半数以上の25ブランドがオンラインでの発表となった。(この記事はWWDジャパン2020年10月26日号からの抜粋です)

 主催する日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が中心となってオンライン配信やインフルエンサーを起用した発信強化を試みたが、結果から言うと、ここ数年で最も盛り上がりを欠いたと言わざるを得ないだろう。2016-17年秋冬シーズンから東コレを取材しているが、現場に足を運べない難しさをここまで痛感したシーズンはなかった。業界関係者はおろか、編集部からの興味関心さえいつも以上に感じなかった。

 ただし、不運も重なった。昨年10月は楽天が冠スポンサー就任を発表してからわずか2カ月後という短期間だったため無難に終えるしかなく、今年3月に向けてさまざまな企画を進めていた。しかし開催直前でJFWOは中止を決め、さらに決断がギリギリだったことに対して参加予定だったデザイナーからの否定的な意見が散見された。

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