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ウエラの新CEOに前ゴディバCEO KKRが買収しコティから独立

 ウエラ(WELLA)は最高経営責任者(CEO)にアニー・ヤング・スクリブナー(Annie Young-Scrivner)前ゴディバ(GODIVA)CEOを起用した。スクリブナー新CEOは投資会社のKKRによるウエラの買収が完了したら就任する。なお、KKRはウエラの株式60%をコティ(COTY)から年内に買収する予定だ。現在コティのプロフェッショナル事業部およびリテールヘア事業を率いるシルヴィー・モロー(Sylvie Moreau)も取引が完了するまで現職を務め、その後ウエラはコティから独立する(コティは残りの40%の株式は保有し続ける)。

 スクリブナーCEOはペプシ(PEPSI)でキャリアをスタートして19年勤めたのち、スターバックス(STARBUCKS)で複数のシニアポジションを経験し、2ケタの売り上げ成長を成し遂げた。17年にゴディバのCEOに就任した。KKRでパートナーを務めるティム・フランクス(Tim Franks)は「アニーはコンシューマー市場の経験と多様でインクルーシブなチームづくりを新生ウエラに生かせるだろう」と話し、ナンシー・フォード(Nancy Ford)=KKRマネジング・ディレクターは「彼女のBtoBおよびBtoCビジネスのノウハウ、コンシューマー市場におけるデジタルエンゲージメントの知識は、ウエラのポテンシャルを引き出す」とコメント。

 ウエラは今年創業140年を迎えた。現在従業員6000人を抱え、100カ国以上で25万以上のヘア・ネイルサロンで製品を展開している。

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