ファッション

眼鏡生産の技術を生かしたシャルマンのフェースシールド販売数が約2カ月で倍増 累計20万個を突破

 福井県鯖江市のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に発売して以来、8月に発売したカチューシャタイプと合わせて販売数がこの2カ月で倍増し累計20万個を突破した。

 シャルマンのeコマースサイトと直営店のシャルマン銀座並木通りで販売されているほか、「シャルマン シールド」セット(LサイズまたはSサイズのフレーム1個+通常フィルム2枚入りの900円)は全国のローソンとアマゾン(AMAZON)にも販路を広げている。

 特徴は、眼鏡開発の技術を生かした高い機能性だ。フレームはシャルマンが収集した頭部のデータベースから人間工学に基づいて設計した樹脂成形品で、バネ性があって優しい頭部へのフィット感がある。フィルムは簡単に取り替えが可能で、10枚入りを900円で別売している。

 また8月に「シャルマン シールド」専用の高機能フィルム(2枚入り、1400円)も発売した。全光線透過率99%、超低反射(反射率0.7%)で曇り止め効果が高く、LサイズとSサイズのフレームどちらにも取り付けが可能だ。

 高機能フィルムを使用した「シャルマン シールド カチューシャタイプ」は、コーム付きでずれにくく、化粧崩れの心配もない。カチューシャタイプセット(フレーム1個+高機能フィルム1枚入り)の価格は1800円、カチューシャタイプ専用フィルム(2枚入り)は2200円。

 「シャルマン シールド」はすべて日本製で、眼鏡との併用が可能だ。

 シャルマンは日本人の頭部形状を測定してデータ化し、主力の「ラインアート シャルマン(LINE ART CHARMANT)」など取り扱いブランドの掛け心地がいい眼鏡開発に生かしてきた。ミラノの「ミド(MIDO)」など世界の主要な国際眼鏡展に長年出展している同社の売り上げは海外が国内を上回っており、現在は日本人だけではなく外国人の頭部形状のデータ化にも力を入れている。アイウエア企業ならではの技術力から生まれた掛け心地と高い機能性や安全性が人気の理由のようだ。

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