東京・北千住のセレクトショップ「アマノジャク(AMANOJAK.)」は、子供服ブランド「ヌヌフォルム(NUNUFORME)」との協業でオリジナルブランド「ムジャキ(MUJAKI)」を2021年春夏にスタートする。
「ヌヌフォルム」の縫谷裕介デザイナーは、パリコレへの出展実績もある日本のブランドでパタンナーとしてのキャリアを積んだ。縫谷氏のパターン技術と「アマノジャク」の感性を掛け合わせ、“童心を忘れない無邪気な大人たちのための服”を提案する。不定期で新作を製作・発表し、受注販売形式を取る。11月2〜15日まで北千住店で受注会を開催している。
アマノジャクの大津寿成共同経営者はブランド立ち上げのきっかけについて、「『ヌヌフォル厶』のコレクションは大人が見るとどれも新鮮で、ファッションの面白さ、楽しむことの醍醐味が凝縮されていた。これをヒントに自分たちが着たい服を作れないかと思った」と話す。「ムジャキ」の服は生地分量をたっぷり使った躍動感のあるシルエットやビビッドな色使いがアイキャッチだが、一方で「コレクションブランドや百貨店ブランドが使用する生地と、国内トップクラスの工場での縫製や仕上げ」により、大人が着るにふさわしい洗練された雰囲気を両立させた。
ファーストコレクションはシャツ2型とブルゾン2型に加え、それぞれセットで着用できるパンツ2型(2万7000〜同8000円)を用意。シャツは前立てが半円を描くように成形されたもの(3万5000円)と大振りのフリンジタイをドッキングしたもの(2万9000円)で、アシンメトリーなデザインで遊び心を効かせている。オーバーサイズのミリタリーブルゾン(5万2000円)は身頃と一体化したドルマンスリーブの極端に大きな生地分量が、身頃に至るまで独特のシルエットを作る。ネイビーとイエローの配色が目を引くスモッグパーカ(3万9000円)は、コットンとポリエステルの混紡素材に余分な毛羽を取り除く加工を行うことで、美しい表面感を引き出した。