「ナチュラルローソン」は、関東エリアのローソンと比較して、化粧品カテゴリーの単価が約1.5倍と高く、美容感度の高い顧客が多く利用していること、価格より高品質の商品を求め自己投資する顧客が多い傾向があるため展開を決定したという。今後は「ナチュラルローソン」でのテスト販売を経て、来年春に取扱店舗の拡大を目指しつつ、ほかのコンビニも視野に入れる。
「バルクオム」がコンビニを販路にした背景には、5月から関東地区で放送したテレビCMによるブランドの認知拡大と、巣ごもり需要によるスキンケアを始める男性の増加による店頭での指名買いが増えたことがある。10月下旬からテレビCMの放送を再開し、プロモーションを強化。多くの人にとってより身近な場所であるコンビニをターゲットに、製品を購入できる環境づくりを行い、これまで以上に新規購入およびリピート購入につなげる。
同ブランドは10月からドラッグストアのマツモトキヨシグループとココカラファイングループの1371店舗で販売を開始。今回のコンビニへの導入で、顧客の裾野を広げる考えだ。