スウェーデン発のスニーカーショップ「スニーカーズエンスタッフ(SNEAKERSNSTUFF以下、SNS)」は、カフェ「SNS CAFE TOKYO(東京都渋谷区代官山町13-1)」を11月14日にオープンする。独・ベルリンのショップの地下にあるイベントスペース、NYにあるバー「SNS BAR NYC」に続き、カフェ業態としては世界初の試みとなる。同カフェは、顧客や近所に住む人々が気軽に立ち寄れるコミュニティースペースを提供していくという。
メニューはアメリカ、スウェーデン、ヨーロッパの料理を日本のシェフが食材や調理法、調味料を融合させ、日本人好みの味付けで提供していく。また一押しは、各都市からインスパイアされた週替わりの料理“SNS CITIES PLATE”、“SNS WAFFLE PLATE”、スウェーデンのオーブントーストのスモーガスなど。今後はゲストシェフの誘致、新メニューや季節限定メニューなどを随時追加していく。
店舗内で使用しているインテリアは、世界中の「SNS」の店舗デザインを担当したストックホルムを拠点とする「ボフィンク デザインスタジオ(Bofink Design Studio)」のジェニー・アスケンフォース(Jenny Askenfors)=リードデザイナーと、「SNS」のデザインチームが手掛けた。アトリエ リクタン(ATELJE LYKTAN)のバンブリングランプ、スウェーデン軍のM90カモのカスタムレザーシートを張った椅子、カスタムタイルなどを設置する。また線路跡地という土地柄を活かし、スウェーデンの地下鉄のトイレを再現した全面黄色一色で覆われた洗面所も見所だ。
また、さまざまな本を集めた“SNSブッククラブ”、世界中のクルーが選んだCDを聴ける“リスニングステーション”、最新ニュースやハプニングを紹介する“コミュニティーボード”なども設置する。「SNS CAFE TOKYO」限定のアパレルからハウスグッズまでをそろえたスペースのほか、ペットグッズも販売しており同伴が可能となる。
「SNS」共同創立者のエリック・ファーガリンド(Erik Fagerlind)は、「私たちにとって、『SNS CAFE TOKYO』は単なるレストランではない。アーティストの紹介や文化的なワークショップ、ディナーを開催することで、顧客がインスピレーションを得られる場所にしたい。また朝食を食べながらの仕事やランチミーティング、買い物、ディナーをするのに最適な場所を提供していく。この空間を通して『SNS』の世界観を感じてもらえたらうれしい」とコメントした。
「SNS CAE TOKYO」では、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿り、店内設備を整え、多くのメニューをテイクアウト可能にするなど感染リスクを最小限に抑えながら営業していくという。オープン後1カ月はソフトオープンとして昼間のみ営業する。その後、夜の営業をスタートする予定だ。