東武百貨店池袋店は「2020 東武ワールドウォッチフェア」を11月12日から18日まで開催する。テーマは“変化の時代に選びたい、自分だけの1本”。同フェアは2001年にスタートし、以来、年に1度の開催を続けて今年で20回目を迎える。毎年8月に行っていたが、今年は「コロナとは関係なく」(岩渕由希子リビング・時計宝飾部マネジャー)スライド開催する。その狙いや今打ち出したい時計について聞いた。
WWD:例年との違い、また11月開催の理由について聞きたい。
岩渕由希子東武百貨店池袋店リビング・時計宝飾部マネジャー(以下、岩渕):まずは会場を6階の時計売り場のみとした。昨年度で売り場の改装が完了し、催事場を使わずとも各ブランドの世界観を伝えられるようになったことが大きい。開催時期については、商品の入荷見通しなどから総合的に判断した。19年の出展ブランド数は57だったが、今年は41と縮小しての開催となる。これらは上半期スタート時(コロナ以前)に決定していた。
WWD:世界2大時計見本市中止による影響は?
岩渕:当社は買い付けを問屋に依頼しているため、直接的な影響ははかった。
WWD:困難な状況下で、より資産価値の高い時計に注目が集まっている。今回のフェアで東武池袋が打ち出したい時計とは?
岩渕:フェアのテーマが“変化の時代に選びたい、自分だけの1本”ということもあり、資産価値の高い時計だけでなく、それぞれのお客さまの価値観やライフスタイルに合った1本を提案したい。
WWD:「2020 東武ワールドウォッチフェア」で最も訴求したいものは?
岩渕:改装した売り場をあらためて見ていただき、そこから各ブランドの思いを発信したい。そして“時計の東武”のイメージをいっそう高めたい。
WWD:フェアの売り上げ目標は?
岩渕:今年は規模を縮小しており、かつ19年は増税特需もあったことから、前年割れの目標を組んでいる。