ビューティ

コスメキッチンがアウトレットに初進出 週末にはマルシェも開催

 マッシュビューティーラボは11月12日、サステナブルなオーガニックライフを提案、体験できる新業態セレクトショップ、コスメキッチン ヴィレッジ(COSME KITCHEN VILLAGE)を御殿場プレミアム・アウトレットにオープンする。同社がアウトレットに出店するのは初めて。コスメキッチンの中で最大規模の店舗となり、同社が扱うスキンケアやインナーケア、ヘアケアなど幅広く扱う。初年度売上高は1億6000万円を見込む。

 同社は「体にも環境にもいい“ナチュラル&オーガニック”を新しい場所でさらに広めていきたいという思いがあった。コロナ禍の中での心の不安や、毎日使うものに対する見直しが進んでいるため、ナチュラル&オーガニックへの関心も高まっている。また、消費行動や人の集まる場所にも変化が見られる(都心←→ローカル)。さらには働き方に関しても、都会ばかりではなく地域性の高い環境で働きたいというニーズも高まっており、地元密着のコミュニティー形成が活発になってきたタイミングだと思い、チャレンジするに至った」と出店の経緯を語った。

 売り場面積は約150平方メートルで、インサイドケア(サプリメントや調味料、菓子など)やアウトサイドケア(スキンケアやメイクアップ、ヘアケア、ボディーケアなど)、ライフスタイル・そのほか(ホームケアや雑貨など)で構成する。「エコストア(ECOSTORE)」「ジョヴァンニ(GIOVANNI)」「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」など同社が取り扱う幅広い製品のほか、これまでコスメキッチンやビープル バイ コスメキッチンで取り扱いのないブランドもそろえる。製品は正規価格の5〜70%オフで販売。「製品を最後まで無駄にせず、お客さまに届けたい」との思いから、製品の使用期限・賞味期限はアイテムにより異なるが、コスメ系は期限まで1年未満、食品は期限まで8カ月未満のものを対象とする。

 また、「購買というシーン以外にも、ワークショップやマルシェなどさまざまな体験ができる場所として提案していきたい」とし、体験型スペースも確保する。今後はラベルデザインやソープデコレーションなどのワークショップを開催する予定だ。店内にはイートインスペースも設け、店内で販売するレトルト食品をその場で食べられるサービスも新たに展開する。

 さらに週末限定で店内の一角にマルシェを設ける。スーパーや百貨店では規格外だが味わい深い野菜を農家の協力を得て販売する。オープン初日から4日間限定でタレントRIKACOが監修した「リカコズ ファーマーズマーケット(RIKACO'S FARMERS MARKET)を開催。静岡の農家とコミュニケーションのあるRIKACOの「少しでも地域還元していきたい」という思いに共鳴し実現した。

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