ダイアナ妃 AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第60回は、ネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「ザ・クラウン(The Crown)」のシーズン4の配信開始に合わせて、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ妃)が登場。英国王室を舞台にした「ザ・クラウン」の新シリーズは11月15日に配信がスタートした。いよいよ登場したダイアナ妃――フォーマルもカジュアルも完璧に着こなした永遠のアイコンによる懐かしのファッションの数々を振り返りたい。
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1994年のダイアナ妃 AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
1. 驚き!
「不倫を告白したチャールズ皇太子(Prince Charles)を見返すために選んだ」と報道された“リベンジドレス” ――ダイアナ妃が魅せた数々のファッションの中でも最もアイコニックな装いの1つだ。オフショルダーのネックラインとタイトなシルエットが、ダイアナ妃のセクシーな一面をより一層引き立てている。ダイアナ妃にとってはただのドレスではなく、ファッションの持つ力を実感した1着だろう。
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1981年のダイアナ妃 AP (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
2. めまいがする
20世紀史上最も注目されたウェディングドレスは、ボリュームのある袖や首元のフリル、7.6mもの長さのトレーンや1万個のパールが縫い付けられたディテールなど、80年代を象徴する一品だ。プリンセスのような完璧なウェディングドレスを探しているのなら、これで決まりだ。
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1981年のレディー・ダイアナ・スペンサー AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
3. とても素敵!
若々しいセーラー風の装いは、純朴で無邪気な感じが増して見える。ダイアナ妃のファッションのルーツをカプセルに閉じ込めたかのようだ。結婚前の当時は、彼女が世界的なファッションアイコンになるとは予想だにしなかった。ただ1つ確かだったのは、全世界が彼女に恋をしたということ。
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日常的なエクササイズを行う1995年のダイアナ妃。さまざまな話題に触れた英BBC放送の単独インタビューが95年11月に放送された ADAM BUTLER / PA / AP (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
4. 拍手!
エクササイズ中のプリンセスのファッションは、今もなお参考になる。パンデミックの影響でカジュアルな服装が中心の生活とあらば尚更だ。ヴァージン・アトランティック航空(VIRGIN ATLANTIC AIRWAYS)のオーバーサイズのスウェットに白いレギンス、チューブソックスとスニーカーを合わせたスタイルは、どんな魅力的なレッドカーペット・ファッションにも劣らない力強さがある。ダイアナ妃ようにジムに行きたくなってしまう。
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1996年のダイアナ妃 STEVE EICHNER / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
5. 拍手!
90年代の「ディオール(DIOR)」のスリップドレスはとても素敵だが、当時は物議を醸した。王室の若者が公務中にこのような服装をすれば、今もニュースのヘッドラインになること間違いなしだ。ダイアナ妃がいつもコーディネートに取り入れていた素晴らしいジュエリーによって、アイコニックなスタイルに90年代の思いが詰め込まれている。
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1986年のダイアナ妃 HARRY DEMPSTER / AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
6. とても素敵!
水玉模様のドレスと帽子に白のストッキング合わせたスタイルは80年代の王道ファッションだが、今流行りのブランドのランウエイに出てきそうなスタイルでもある。当時、賛否両論を巻き起こしたスタイルではあるが、議論の余地もないほどシックに着こなしている。
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1992年のダイアナ妃 FRANK BARRETT / AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
7. 驚き!
ダイアナ妃のプライベートな装いから、アメリカ文化に夢中になっていたことがうかがえる。フリンジ付きのウエスタンブーツ、タイトなデニムにスタジャンを合わせたコーディネートはクールなストリートスタイルの極みだ。パリコレのストリートスタイルブログに掲載されていてもおかしくない。とても素敵だ。
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1988年のダイアナ妃 PIERRE GLEIZES / AP PHOTO (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
8. めまいがする
実在でも架空でも、とにかく世界中のすべての王妃が羨むような非常に王室らしさのある高貴な装いだ。アイボリーのシルクサテンのドレスとクリスタルがちりばめられたボレロは、時が経っても色褪せないだけでなく、ただただ素晴らしい。ダイアナ妃、あなたが恋しい。