ロート製薬は2021年3月10日、「オバジ」ブランドの高濃度ビタミンC配合美容液シリーズ“オバジCセラム”をリニューアルする。シリーズの処方を一新し、ビタミンCの肌への浸透スピードがアップ。シミやシワなど肌悩みに対してこれまで以上に効果を実感できるようになる。
2001年に誕生し、来年6月に20周年を迎える「オバジ」は、肌に適切なアプローチをすることで自ら美しくなろうとする力を高めるという皮膚再生理論に基づき、化粧品開発に取り組んできた。特に昨年発売した、ピュアビタミンC濃度25%というブランド史上最高濃度を実現した美容液「オバジC25セラム ネオ」は、各美容誌のベストコスメ賞を受賞し売り上げも加速。シリーズ累計1000万本以上の出荷を達成した。
そんな好調な「オバジ」だが、「さらにピュアビタミンCの効果を最大限発揮した形でお客さまに届けたい」という思いから、20年間守り続けたベース処方の見直しを行うことに。「“オバジCセラム”シリーズの高濃度・高浸透・超安定をかなえる製剤設計は、ベース処方があってこそ。また、ピュアビタミンCは効果が高い一方、溶解性が悪い、安定配合できない、水溶性成分のため浸透しにくいという製剤化の難しさもあった。そこで800を超える製剤検討の末、新ベース処方が完成。肌への有用性をさらにアップした」とブランド担当者。特に新処方は旧処方に比べてピュアビタミンCの浸透スピードが3.7倍にアップ。浸透スピードが高まるメリットは、抗酸化スピードが速くなることでシミやシワの原因となる活性酸素をいち早く除去し、ダメージの蓄積を防ぐことができる。さらに、頬に広範囲にわたる“肝斑様シミ”へのアプローチも可能になるという。
リニューアル後も、「オバジC5セラム」(12mL、3000円)、「オバジC10セラム」(12mL、4000円、26mL、7000円)、「オバジC20セラム」(15mL、8000円)、「オバジC25セラム ネオ」(12mL、1万円)といった、肌悩みや年齢に応じて幅広く使用できる濃度別のラインアップは継続。「各濃度の“極限”の効果を発揮するように進化した。これまで以上に肌への効果実感が期待できる」(石井雪プレステージスキンケア事業部 マーケティングマネージャー)と語った。