1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけをここで余すことなくお伝えする。今回は免疫力をアップさせる酵母について。
また、本物と出合ってしまった
パン酵母に、ビール酵母。「酵母」はとても身近なものであり、酵母が含まれるサプリやドリンクはすっかりメジャーなものになった。もちろん、健康オタクの名越もこれまでさまざまな酵母サプリを試してきた。しかし、期待を超えるものに出合ったことがなかった。が、今回は違った。ついに、本物と巡り合えたのだ。その名も「アミノン酵母原液」。かわいらしいネーミングとギャップのある、いかつい雰囲気と実直なパッケージ。「心とからだ ヘルシーリフレッシュ!!」のキャッチフレーズに釣られて試してみたけど、これが本当にすごかったのだ。
職人による手作り酵母原液の、すさまじい万能さ
ふたを開けようとキュッとひねった瞬間、「ボンっ!!!」という音と共にすさまじい勢いで中栓が飛んでいった。しまった。ちゃんと説明書きを読んでいなかった。生きた酵母の発酵によって二酸化炭素が増え、開栓時に中栓と気泡が飛び出すことがある、と記載されていたのに(通常は冷蔵庫で十分に冷やしながらゆっくりガスを抜く)。そのくらい、豊富に酵母が生きているのだ。だって作り方のこだわりが尋常じゃない。吉野杉の杉だるに旬の野菜や果物を仕込み、シャクナゲやアケビ等の植物から採取した野生酵母を添加・培養。そこから抽出したものが、アミノン酵母原液となる。仕込みは全て職人の手作業で、60年以上製法を変えていないのだそう。酵母にはビタミンB群やカルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラル類やアミノ酸、食物繊維など豊富な栄養素が含まれていて、腸管の免疫機能を高める働きもある。しかも、食物酵素や消化酵素、代謝酵素の生産や不足までカバーしてくれるという万能さ。え、もうこれ、最強じゃないか。
次元を超える目覚めの良さ
とろみのある原液は、そのままなめると砂糖水のような甘さで、「おお!酵母が生きてる!」と実感できるしゅわしゅわした発酵感。そしてとても飲みやすいではないか。毎日30mLを水で希釈して飲むのが基本だけど、たまにヨーグルトやスムージーに混ぜて味の変化を楽しんでいる。ちょっとしたデザート感覚でも飲めるので、口寂しい時にもくいっといける。飲み続けてまず実感するのは、おなかの調子の良さ。生理前の便秘になりがちな期間でも酵母はよく働いてくれる。ありがたし。腸内がきれいになっていくから、当然肌艶も良くなる。もちろん、それだけじゃない。驚いたのは、目覚めの良さである。超絶低血圧(上は80、下は40)の私にとって朝は自分との闘い。目覚まし時計を10回くらい鳴らし続けて「……ぅぅ」とうめき声を上げて起きる毎日が、明らかに変わった。体が軽い。スキッと起きられる軽さなのだ。「え?羽でも生えた?」と勘違いしそうなほど朝の時間が楽になった。鉛のような重さからの解放は、正直感動ものだった。あぁ、酵母よ、酵母さま。今まで見くびっていてごめんなさい。こんなにすごい力があるなんて知りませんでした。改めて実感した酵母の実力。「本物ってすごいわ」って思わずつぶやいてしまう感激体験を、ぜひあなたも。
健康メモ
〈酵母と乳酸菌ってどう違うの?〉
食品を発酵させたり、腸内環境を整えたりする働きを持つ酵母と乳酸菌。よく似ているけれど、生物学的には大きく違うもの。また、酵母は小腸と大腸の両方で働くけど、乳酸菌は主に大腸で働くといわれているそう。