日本メンズファッション協会は、第49回「ベストドレッサー賞」の発表・授賞式を11月25日に、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで行った。
同賞は、ファッションセンスだけでなく、魅力ある人間性、話題性、国際性など幅広い観点から、各界で活躍する著名人を選出、表彰するファッションアワードで、今年49回目を迎えた。今回は、鈴木善久・伊藤忠商事社長COO(政治・経済部門)、日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞(学術・文化部門)、田中みな実(芸能部門)、中村倫也(芸能部門)、プロeスポーツ選手のときど(スポーツ部門)の5人が選ばれた。
田中みな実は授賞式に着用したドレスについて、「受賞が決まってからスタイリストと一緒に考えて最後に2着を選び、会場を見てこれに決めた」とエピソードを披露。光沢感があるスーツを着用した中村倫也は「最近スーツを着る役が多く、背筋が伸びる感じがする。散歩が好きで、その際にファッションの店をまわっている」などとコメントした。また伊藤忠商事の子会社のコロネットが手掛けるイタリアブランド「カナーリ(CANALI)」のスーツで登場した鈴木善久・伊藤忠商事社長COOは、「ふだんは、その日にお会いする方々の顔を思い浮かべながら自分でコーディネートを考えるが、プロの手ほどきを受けるのも大事。(伊藤忠商事は仕事の発想を広げるため“脱スーツ”を推進しているが)社員は伊勢丹新宿本店と協力して、プロトコールに合ったカジュアルウエアのコーディネーションが実現できている」などと話した。