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ユニクロがダウ・ジョーンズによるサステナブル企業指標に初選定 引き続き花王や丸井も選定

 「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」などを運営するファーストリテイリング(以下、ファストリ)は、世界的なESG投資指標である「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustainability Index以下、DJSI)」のワールド・インデックス構成銘柄に初選定された。日本の年金積立管理運用独立行政法人などの機関投資家によるESG投資指標「MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数」にも選定された。

 1999年にスタートした「DJSI」は、環境・社会・ガバナンス(この3単語の頭文字がESG)の3つの側面から企業活動を分析し、サステナビリティの面で優れた企業を格付けする指標。ワールド・インデックスでは2020年度は全世界の時価総額上位約3500社から323社を選定。うち日本企業はファストリを含め39社で、初選出はファストリやZホールディングス、楽天など計10社。ファッションやビューティ、小売りに関連する日本の選定企業はファストリのほか伊藤忠商事、花王、三菱ケミカル、丸井グループなど。世界のファッション・ビューティ、小売り関連の選定企業は英バーバリー、独ヒューゴ・ボス、仏ケリング、伊モンクレール、米イーベイ、スウェーデンのH&M、スペインのインディテックス、米ギャップなど。

 「DJSI」はワールド・インデックスのほかに地域や国別のインデックスもあり、ファストリはそのアジア・パシフィック版に5年連続で選定されている。

 「MSCI ジャパン ESG セレクト・リーダーズ指数」は日本株の時価総額上位700銘柄中、20年6月時点で日本企業227社が選定されているという。

 今回の両指標への選定は「温室効果ガス排出量を始めとする環境負荷データの継続的な開示、女性管理職比率の向上、従業員における人権デューデリジェンスの実施と結果の開示、労働災害事故防止の強化、コミュニティー支援活動の効果を測定するために支援額や支援対象者数、支援団体数などを算出する『コミュニティー投資』の開示などの取り組みが評価されたもの」とファストリ広報は発表している。

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