※この記事は2020年8月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
「肩入れ」してます、ダメですか?
お読みいただいている方も多いと思いますが、「元ファストリ上級執行役員の心に火をつけた“トーチング”回顧録」を連載しています。連載は、お会いして1時間後に早くも決意。「10回やります!」と宣言し、初顔合わせを強引に締め括りました。編集長とは言え、独断にも程があるかもしれません。連載の主役、神保“隊長”に「肩入れ」しすぎているのは、分かっています。バランスを欠いており、記者らしくないかもしれません。
とは言え、「肩入れ」の理由を1つ、ちゃんとお話してみようと思います。「この人、本物なんだな」と感じたのは、連載を告知するリンク1本目の記事をアップして間もなく、連載の舞台となる「ユニクロ」の某店舗で神保“隊長”と共に働いていたスタッフの方から、SNSでDMをいただいたからです。実名で「私たちの『奇跡』を、『軌跡』として残してくださることに感謝したい」という、ご丁寧なDMでした。
時には匿名で辛辣なご意見を頂戴しますが(正直、いろいろ思いますよw)、このメルマガについては多くの皆さんから実名でお返事を頂戴しています。でも、そんなラヴい皆さんの連絡より、このDMはもっと素敵に思えました。ご本人が「奇跡」を「奇跡」と正々堂々発言しているからです。コレは、本当の「奇跡」を起こした人じゃなきゃ言えませんね。神保さんとDMを送ってくれた方、そして彼らの同僚は、本当に「ユニクロ」のありふれたロードサイド店に奇跡を起こした方なんだと実感し、批判されても(あんまりされないと思いますが)「肩入れ」する覚悟を決めました。
最近で言うなら「ソーシャル・グッドに共感したドネーション的購買」みたいなモノです。皆さん、ソーシャル・グッドに惚れ込んだブランドの商品は、「ちょっと高いな」なんて思っても「ま、ソレがソーシャル・グッドだよね」と思って買っちゃいませんか?僕の場合は、「デザイン、もうちょっとあっても良いよねぇ」なんて思うのですが、「ミニマルな方が、CO2排出は少ない?」なんて思い込んで買っています。“トーチング”連載は、そんなカンジ。「ちょっとやりすぎ?」と思いつつ、「でも広がったら、業界が、社会がちょっと良くなるなぁ」と自分自身を正当化しているのです。
というワケで、この風呂敷、まだまだ広げちゃいますよ。連載も背中を押し、トーチングは現在予約がパンパンだそうです。「そこをなんとか!!」と思う皆様は、このメールに簡単な自己紹介と悩みをご連絡ください。取材を条件に(企業名や個人名は匿名でもOKです)、神保“隊長”と相談し、「優先枠」を差し上げたいと思います(笑)。詳しくは、リンク2本目の記事の最後をご覧ください。
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