米化粧品大手のコティは、コスメブランド「リンメル(RIMMEL)」や「グッチ(GUCCI)」、「クロエ(CHLOE)」などのフレグランスライセンス事業の日本における運営会社として、11月30日付でコティジャパン合同会社(Coty Japan Godo Kaisha)を設立した。また同日付で、市原佳代子氏が代表に就任した。市原代表は、エイボン・プロダクツ、アモーレパシフィックジャパンで製品開発、マーケティング分野を歩んだ後、直近は伊ファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」のパルファム カントリーマネージャーとして国内マーケットの拡大に尽力。9月に同ブランドを離れ、コティグループの日本法人であるHFCプレステージに入社した。
これまでコティは、日本で展開する全事業の運営をHFCプレステージジャパン合同会社が行っており、ヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI(オーピーアイ)」を含む、プロフェッショナルビューティおよびヘアケア事業の過半数株式を米プライベートエクイティファンドのKKRに売却した。これに伴い、日本においてもこれら事業を分割し、11月30日付で設立されたウエラカンパニーに引き継ぐ。