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「プリマヴィスタ」が環境配慮のためポップを廃止 店頭什器も再生プラスチック素材に

 ベースメイクブランド「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は、店頭什器のカセットを再生プラスチック素材100%に仕様変更するなど環境配慮に取り組んでいる。10月から順次変更しており、2021年中に約7000店の店頭什器を全て変更予定。また、店頭では販売促進時に使用する定番売り場のポップを廃止して紙の使用量も削減している。

 花王グループは、19年に公表したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の第1弾として「リデュース/リサイクルイノベーション」を推進し、「プリマヴィスタ」の取り組みは「廃棄物(製品・販促物)ゼロ化推進」の一環。11月末時点で約3300店に導入されており、店頭ではこれまでポップに書かれていた情報を全て盤面紙に記載しているという。「今までは、店頭でいかに目立つかを最優先していたため、盤面紙やボードなど、他の販促物と重複する内容が多数あった。しかしポップを廃止し、本当にお客さまに必要な情報のみに集約することにした」とブランド担当者。

 また、販売活動においても環境を配慮するため、おしろいやコンシーラーなど使用頻度の低いサブアイテムのテスターも廃止。「テスターの廃棄削減や輸送に関わる環境負荷(梱包材、配送など)の削減、テスターパーツの設置が必要なくなるためその分、プラスチックの廃棄削減になると考えている。おしろいやコンシーラーを使ってみたいというお客さまには、盤面紙でできるだけ情報が伝わるように工夫をしているほか、SNSやウェブ動画、ブランドサイトで商品の剤や色をわかりやすく紹介している」と述べた。

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