ビューティ

「WWDビューティ ベストコスメ2020」ポイントメイク・新商品部門



 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ポイントメイク・新製品部門には、人気ブランドのリニューアルしたシグネチャーアイテムがランクイン。百貨店・セミセルフの1位に「ディオール(DIOR)」“サンク クルール クチュール”が輝いた。「SNSで話題になり、リピーターの購入も多かった」との声が上がる。2位は「アディクション(ADDICTION)」の“ザ アイシャドウ”、3位は「ディオール(DIOR)」の“アディクト リップ グロウ オイル”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はNMB48の吉田朱里がプロデュースする「ビーアイドル(B-IDOL)」“ザ アイパレ”、2位は「デジャヴュ(DEJAVU)」の“アイブロウカラー”、3位はユーチューバー・モデルの古川優香がプロデュースする「リカフロッシュ(RICAFROSH)」の“ジューシーリブティント”だ。発信力のあるアイドルや、ユーチューバー・モデルがプロデュースするブランドが2品ランクインするという結果になった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “サンク クルール クチュール”

「ディオール」

 ロングセラー「サンク クルール」が、“サンク クルール クチュール”として2020年8月にリニューアル。アロエベラ、パインオイル配合でケア効果がプラスされ、まぶたにしっかり密着する新処方に。新デザインのケースは6%サイズアップ。カラーはディオール クチュールのアイコニックなドレスにインスパイアされた全13種類がそろう。日本人の肌になじみやすいと、ブラウン、コッパー、ゴールドのグラデーションが楽しめる“689 ミッツァ”が大人気に。(全13種、各7600円)

2位 “ザ アイシャドウ”

「アディクション」

 2020年8月にKANAKOクリエイティブディレクターにより全面リニューアルを果たした「アディクション」“ザ アイシャドウ”がランクイン。肌に滑らかになじんで密着する「スキンメルトテクノロジー」を採用し、自然な立体感を演出。パール・スパークル・マット・クリーム・ティントという異なる5つの質感をそろえることで、質感同士を重ねる質感のレイヤードが可能になった。全99色をラインアップ。(全99色、各2000円)

3位 “アディクト リップ グロウ オイル”

「ディオール」

 チェリーオイル(セイヨウミザクラ種子油)でトリートメントしながら、ナチュラルな発色と艶が楽しめる“アディクト リップ グロウ オイル”。オイルなのにべたつかず、濃密なリップケアとグロスの艶を同時にかなる。「カラー リバイバル テクノロジー」を採用し、一人一人の唇の水分量に反応し、その人だけの血色感で唇を彩る。単品で使えば保湿とグロスに使えるほか、リップ前のベースやリップ後のトップコートなどマルチユースが可能。(全5色、各3800円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ザ アイパレ”

「ビーアイドル」

 NMB48の吉田朱里がプロデュースする「ビーアイドル」。“ザ アイパレ”は、質感が異なるカラー3色と、ハイライト1色がセットになったカラーパレット。「アイドルになって、テレビに映る自分の目の小ささに驚いた。『目を大きくすること』にこだわってメイクを研究した」という彼女のこだわりが詰まったカラーパレット。アイカラーとしても使えるハイライトは、鼻筋、頬の高い位置、目頭から八の字に入れるメイクとして提案している。(全5種、各1800円)

2位 “アイブロウカラー”

「デジャヴュ」

 「発色の良さ」と「眉毛を固めない柔らかな質感」を実現する“アイブロウカラー”。一般的な眉マスカラがパリッとしていたのは「フィルム成分」の影響が。そこで従来のフィルム成分よりも粒子径が小さく、薄膜のフィルムを作る「ミクロフィルム成分」を採用することで、毛が固まることなく眉毛本来のやわらかな質感をかなえる。高発色ながらもナチュラルな仕上がりで、お湯だけで簡単にオフできることも支持につながった。(全3色、各800円)

3位 “ジューシーリブティント”

「リカフロッシュ」

 ユーチューバー・モデル古川優香がプロデュースするコスメブランド「リカフロッシュ」の“ジューシーリブティント”がランクイン。2020年8月には、“オランジェット”“バラタレッド”“ミアローズ”“クランベリー”に加えて、新色“ピーチスキン”“ルーブラウン”が加わった。一度塗りはほんのりとした色づきを、二度塗りではハッキリした色合いが楽しめる。ニュアンスの異なる仕上がりが楽しめるリップティントとして人気を集め、累計販売個数は50万個を超えた。(全6色、各4.5g、各1680円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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