「蓉子の部屋」は、川島蓉子・伊藤忠ファッションシステム取締役/ifs 未来研究所所長が、毎回ゲストを招き“未来”について考える音声番組です。未曾有の状況の中、業界にはこれからの“未来”について考えなければならない現実に直面しています。そんな中、少しでも業界人に役立つヒントやカケラを音声配信でお届けします。近所のスーパーに行く時や、通勤・通学時に気軽に聞いてください(笑)。
第6回は、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のデザイナー、森永邦彦氏に迫りました。森永氏は、2005年の東京・コレクションデビューを皮切りに、14年にはパリ・コレクションへ進出。これまで、15年「アンダム ファッション アワード(ANDAM FASHION AWARD)」や、19年「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出されたほか、第37回毎日ファッション大賞を受賞しています。
今年1月に伊・ミラノで行われた2020-21年秋冬メンズ・コレクションでは、日本人デザイナー初となる「フェンディ(FENDI)」とのコラボコレクションを発表しました。同ブランドについて、森永デザイナーは「繊維を作る現場まで足を運び、もっと新しい工夫ができないかと試行錯誤する姿、惜しみなく投資するところには一番驚かされた」と話す。音声座談会では、先日発表した2021年春夏コレクションや独自の世界観、ファッションを続ける理由について語ります。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている