「ジバンシィ(GIVENCHY)」は12月1日、マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)新クリエイティブ・ディレクターによる初のコレクションから厳選されたアイテムで構成する“ティザー”カプセルコレクションを発売した。これは2021年2月下旬に予定する21年春夏コレクションの正式ローンチに先駆けたもので、12月22日まで3週間限定で販売。東京・表参道店をはじめ、ヨーロッパ、アジア、アメリカの7店舗と公式オンラインショップのみで取り扱う。メゾンの新たな一章が垣間見える同コレクションは、ウィメンズ・メンズともに遊び心と反骨的なムード、そしてエフォートレスなエレガンスが特徴。ウィリアムズ=クリエイティブ・ディレクターのハードウエアやテクスチャーへのこだわりを感じられるアイテムがそろう。
ウィメンズウエアは、ラペルをずらしたようなデザインが印象的なテーラードジャケットやハイウエストのスリムテーラードパンツ、4Gエンブレムをジャカードで織り込んだデニムライクなジャケットとパンツ、オーバーサイズのポプリンシャツなどをラインアップ。一方、メンズウエアは、ボックスシルエットのテーラードジャケットやスリムなテーラードパンツ、ファスナーとスナップボタンの付いたポプリンシャツ、オットマン素材のオーバーサイズパーカなどをそろえる。さらに、ヒビ割れのようなハードなペイントや光沢のある加工が施されたデニムアイテムをはじめ、オーバーサイズのウインドブレーカー、メタルディテールを加えたスエットシャツやフーディー、プリントTシャツなど、メンズ・ウィメンズ共通のデザインが多いのも新たな「ジバンシィ」の特徴と言える。
そんなユニセックスな雰囲気はアクセサリーでも顕著だ。バッグはアイコンの“アンティゴナ”を再解釈。これまでよりも長いハンドルと4Gエンブレムの南京錠でアップデートされたボックスレザーバッグをはじめ、ユニセックスのチェーン付きバッグ“バーティカル・ミニ”、メンズのクロスボディバッグ“アンティゴナ・U”などがラインアップに加わった。シューズは南京錠付きのユニセックスなアンクルブーツ“ロック”や、男女共通のデザインをウィメンズはウエッジソールで、メンズはフラットソールで仕上げたサンダル“マシュマロ”などを提案。「G」を象ったチェーンネックレスやブレスレット、存在感のあるツノが目を引くキャップがスタイルを完成させる。
また現在、コレクションのローンチを記念して表参道店は特別仕様に。ウインドーには10台のスクリーンが横一列に並べられ、コレクションを着たモデルたちが画面をシームレスにまたぐように歩く姿が映し出されている。これはランウエイショーでの発表を行わなかったウィリアムズ=クリエイティブ・ディレクターが服の動きを見せるために考案したもの。パリのショールームでも用いられている映像だ。
「ジバンシィ」表参道店
03-3404-0360