ビューティ

「WWDビューティ ベストコスメ2020」フレグランス・総合部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。フレグランス・総合の百貨店・セミセルフ部門はフレッシュな香りがそろった。1位は、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」の“イングリッシュ ぺアー & フリージア コロン”。ブランド内でも揺るがない人気で、「SNSなどの口コミ」「リピート客、新客ともに多く、ギフト需要が高い」ことによる受賞となった。2位は「シロ(SHIRO)」の“サボン オードパルファン”、3位は「ディオール(DIOR)」の“ミス ディオール ヘアミスト”だった。バラエティー・ドラッグストア部門では日常に変化を与える、とりわけ「モテ」をキーワードにするアイテムが目立った。1位は、「フィアンセ(FIANCEE)」の“ボディミスト ピュアシャンプーの香り”。2位は「フェルナンダ」の“フレグランス ボディミスト(マリアリゲル)”、3位は「ジュテームH(JE T'AIME H)」の“オードトワレ”という結果だった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “イングリッシュ ぺアー & フリージア コロン”

「ジョー マローン ロンドン」

 「ジョー マローン ロンドン」のブランド内で不動の人気No.1を誇る“イングリッシュ ぺアー & フリージア コロン”がトップに輝いた。英国の果樹園で収穫したばかりの熟れた洋梨が持つ官能的なみずみずしさが香り立ち、白いフリージアのブーケで優しく包む。アンバーにパチョリの芳しくもパワーに満ちた香りに、エッジの効いたウッドが溶け出し、温かみをも感じさせる。その独創的でエレガントな香りはブランドフィロソフィーを具現化する。(30mL、8000円 50mL、1万1200円 100mL、1万6000円)


2位 “サボン オードパルファン”

「シロ」

 2位は、ミスト状香水“サボン オードパルファン”。時間とともに変わる香りを最大限に楽しめるように開発された一本。レモン、オレンジ、ブラックカラント、ライチのジューシーな色鮮やかなフルーツが重なり合いながら香り立つ。軽やか透明感のあるフレッシュな印象のトップノートから、ローズやジャスミン、スズラン、プラムを配したミドルへ。ベースのムスクやアンバーなどが力強く響かせ、柔らかくて深い香りで包み込む。(40mL、3800円)

3位 “ミス ディオール ヘアミスト”

「ディオール」

 「髪に香りを纏うことは、エレガントで心に響く所作。いにしえから続く、神秘的なフェミニティのサイン」と考える「ディオール」のフィロソフィーを具現化して誕生したヘアミストは、その魅惑的なエレガンスを投影。フレッシュな香りが長く持続させながら、髪を健やかに整えるための成分を配合した。髪の保護に有用な成分を含んだフォーミュラにほのかな香りを髪にプラス。上品に広がる香りでヘアからドレスアップする。(30mL、4500円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ボディミスト ピュアシャンプーの香り”

「フィアンセ」

 1位の“ボディミスト ピュアシャンプーの香り”は、シャンプーを思わせる、ほのかに優しく広がる香り。シューとひと吹きした瞬間からお風呂上がりのような気分も与える香りは、場所やシーンを選ばず使えるカジュアルさが魅力。トップのグリーンアップルとレモンがフレッシュに香りながら、ミドルのジャスミンとミュゲの華々しさを引き出す。ムスクやウッディーが溶け出すラストにも清潔感を持たせた。(50mL、1200円)

2位 “フレグランス ボディミスト(マリアリゲル)”

「フェルナンダ」

 2位は、アクセサリー感覚でカジュアルに楽しめるボディミスト“フレグランス ボディミスト(マリアリゲル)”。「フェルナンダ」ブランド内の人気No.1のボディミストは、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合。香りを楽しみながら美肌へとアプローチする。入浴後にひと吹きすれば、心身がリフレッシュ。ジャスミンと洋梨の甘やかな香りをベースに、すずらんのあたたかさで包み込む。ふわりと香る上品なウォータリーフレーバー。(100mL、1400円)

3位 “オードトワレ”

「ジュテームH 」

 「究極のモテ香水」の愛称で親しまれる、“ジュテームH オードトワレ”が3位にランクイン。キーとなるのはクレオパトラが愛し、いにしえより媚薬としても知られるジャスミン。そして、女性ホルモンの一つであるオスモフェリン。カシスやピーチの香りがみずみずしく弾け飛ぶ序章に、ジャスミンやムスクが華々しく混じり合うフローラルノート。「モテ」にフォーカスしたユニークなフレグランスは、フェロモンに着目して開発。(30mL、3000円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : AKIRA WATANABE

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