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「クロエ」のナターシャ・ラムゼイ・レヴィが退任

 「クロエ(CHLOE)」のナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)=クリエイティブ・ディレクターが12月3日付で退任した。後任は明らかなっていないが、追って発表される予定だという。

 ナターシャは、2002年にニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でファッション界のキャリアをスタートした。実力が評価され、ニコラの右腕として活躍。彼が「バレンシアガ」を去った後は「エルメス(HERMES)」や「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のコンサルタントを務めたが、再びニコラの率いる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のウィメンズチームにデザイン・ディレクターとして加わった。そして17年4月、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)の後任として「クロエ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。強さを感じるエッジの効いたスタイルで、ブランドの新たな女性像を提案してきた。

 退任に際して、ナターシャはインスタグラムに自身の思いを投稿。「健康、社会、経済において不安定な状態だったこの数カ月間、私たちの業界に望む変化や、それをどうすれば自分自身の創造的、知的、感情的価値観とよりうまく合わせられるかを考えてきました。そこから、私は自分の将来に異なる考えを持ち、新たな機会を追求したいと思うようになりました」と記した。また、「『クロエ』が与えてくれた機会に感謝したい。そして(クリエイティブ・ディレクターの)ポジションを離れるという決断を尊重してくれたことに感謝しています」と述べているように、今回の退任は彼女自身の決断によるもののようだ。

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