2019年春のデザインとアートの祭典「アートバーゼル(ART BASEL)」で発表されたヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とスイス発家具「ヴィトラ(VITRA)」のコラボレーションによるインスタレーションとヨーロッパ限定で販売されたコラボアイテムが再登場した。
12月3〜6日「デザインマイアミ(DESIGN MIAMI)」で「ヴィトラ」とイギリス・ロンドンを拠点とするアブローのデザイン事務所であるアラスカ アラスカ(ALASKA ALASKA)によるインスタレーションが行われ、オンラインストアのベーシック スペース(BASIC.SPACE)でアメリカ版として編集された特別アイテム3点を販売する。19年に販売された“セラミック ブロック”、プロダクトデザイナーのジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)の名作“プチ ポテンス”と“アントニー”がベビーブルーに塗られて登場。12月3日、日本時間23時に発売した。
アブローは、「私とデザインスタジオの仲間たちは、世界をもっと良いものに変えていきたいと願ってきた。今年、世界中を襲った出来事は、未来における人々の価値観に大きな影響を及ぼすだろう。私たちは今こそ、生きる意味を振り返り、表現するべきだ。世界とは何なのか、それ自体が今、再定義されようとしている」とコメント。
このコラボレーションを祝い3日にベーシック スペースのオンラインで、アブローとノラ・フェルバウム(Nora Fehlbaum)=ヴィトラ最高経営責任者の対談をストリーミングで公開。2人はコラボレーションについて、また、現在起きている社会の変化について語り合い、対談後にはブラジル人DJのペドロ・カヴァリエール(Pedro Cavaliere)にパフォーマンスが行われた。