ビューティ

「WWDビューティ ベストコスメ2020」ボディーケア・総合部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ボディーケア・総合の百貨店・セミセルフ部門の1位は、幅広い年齢層に親しまれる「ロクシタン(L’OCCITANE)」の“ヴァーベナ クリーンハンドジェル”が輝いた。「コロナ禍で需要が高まった」との声が多く聞かれた。2位は、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」の“ホイップトボディクリーム”。4つの香調を備えるロングセラーアイテムで、ベタつきを感じさせない使用感も好評。3位は、首位に続いて「ロクシタン」がベスト3入り。“ハンドクリーム”はブランドの主力のアイテムで、高い人気がある。バラエティー・ドラッグストア部門の1位は“恋するおしり ヒップケアソープ”で、昨今「パーツケアに力を入れる女性が増えており、中でもおしりをケアするアイテムは特に人気が高い」という。2位は、「バース(BARTH)」の“薬用中性重炭酸入浴剤”、「ヴェレダ(WELEDA)」の“ホワイトバーチ ボディオイル”は3位だった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴァーベナ クリーンハンドジェル”

「ロクシタン」

 パンデミックの世情を反映した“ヴァーベナ クリーンハンドジェル”が首位。すっきり爽やかなヴァーベナの香りのハンドジェルは、エタノール(溶剤・清涼剤)を70vol%以上配合の、高濃度アルコール製品。手を洗いことが困難な外出先でもさっぱりとした使い心地でフレッシュに保つ。保湿成分のグリセリンを配合することで、優しくいたわりながら手肌をガードし、清々しい香りが強張った心を解きほぐす。今の時代に頼もしいアイテム。8月にはビッグボトルも登場した。(65mL、1400円 280mL、3900円)

2位 “ホイップトボディクリーム”

「ローラ メルシエ」

 2位の“ホイップトボディクリーム”は、空気を含んだ軽さでホイップクリームのようなテクスチャー。そのふわりと優しく肌を包み込むボディークリームが、シルクのようなしなやかな肌へとアプローチする。アンバーバニラ、クレームブリュレ、フレッシュフィグ、アーモンドココナッツミルクの4つの香りをラインアップする人気アイテムで、一日の終わる夜のケアで翌朝までほのかに香りが残る。カラーやベースメイクアイテムを主力とするブランドの隠れたベストセラー。(全4種、各300g、各6000円)

3位 “ハンドクリーム”

「ロクシタン」

 再び「ロクシタン」のベストセラーがランクイン。ブランドを広く知らしめた立役者といえる“シアバター”を配合したベストセラーの“シア ハンドクリーム”をはじめ、ユニークなフレーバーや公式通販限定品もラインアップする。そのバラエティー豊かな品ぞろえは、選ぶ楽しみをも与えてくれる。ポータビリティー性に優れたサイズ感は手荒れの気になる今は、とりわけ心強いアイテム。大切な人へのプレゼントとしても最適だ。(各30mL、各1400円)


バラエティー&ドラッグストア部門

1位 “恋するおしり ヒップケアソープ”

「ペリカン石鹸」

 1位は、「ペリカン石鹸」の“恋するおしり ヒップケアソープ”。角質をケアしながらも必要な潤いは守るダブル効果で、気になる黒ずみやざらつきなどの悩みを解消するヒップケアソープ。ピーチスクラブパウダーやこんにゃくボール、発酵ローズはちみつ、フルーツ酸を配合、古い角質を落とす。さらにモモ葉エキス、モモ種子エキス、ビワ葉エキス、キウイエキスアーチチョーク葉エキス、アロエベラ果汁の6種の保湿成分をプラス。甘いピーチの香りも好評だ。(80g、600円)

2位 “薬用中性重炭酸入浴剤”

「バース」

自然療養でも使われるドイツの希少な湯「中性重炭酸泉」を家庭のバスルームにも、との思いから生まれたブランドで、重炭酸の技術を詰め込んだプロダクト。2位に輝いた入浴剤は、さまざまな健康効果が期待できるバルネオトリートメント温浴法を推奨している。炭酸湯のキーとなるのは「重炭酸イオン」で、炭酸ガスがお湯に溶け込むことで生まれる。ほかにも自然由来のクエン酸、ビタミンCなどを配合する。(9錠、900円 30錠、2500円 90錠、6000円)

3位 “ホワイトバーチ ボディオイル”

「ヴェレダ」

 3位はドイツ発のオーガニックコスメブランドの「ヴェレダ」から、ヒップや太もも・二の腕まわりの肌のざらつきをケアするために開発されたボディーマッサージ用オイルがランクイン。ベースとなるアンズ核油などの植物オイルが肌をつるつるすべすべの肌へと整える、さらに、肌の引き締めやハリを保つために効果的なシラカバ葉エキスやナギイカダ根エキスをブレンド。マッサージしながらケアすることで気になる部分に働きかける。世界で累計1000万本を突破した人気作だ。(100mL、3800円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : AKIRA WATANABE

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