「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。カラーケアは、バラエティー・ドラッグストアのみで集計した。総合部門では、2020年の世相が反映された。自粛期間生活でサロンに行く機会が減り、これまで主力製品とは言い難かったカラーケアシャンプーの売り上げが大きく伸長した。1位は、「ロイド(ROYD)」“カラーシャンプー ムラサキ”に決定。「ヘアカラーの色合いを長持ちさせたい方から支持を得た」との声。2位は「スティーブンノル(STEPHEN KNOLL)」“カラーコントロール”。3位は、「カラタス(CALATAS)」の“ヒートケアシャンプー パープル”だった。新製品部門の1位は、「ロレアル パリ(L'ORÉAL PARIS)」“エルセーヴオーディナリー カラーロックオイル”。「CMでの打ち出しも多く、購買につながった」と評価。2位は「エムビースタイル(MB STYLE)」“カラーケアエマルジョン”、3位は「パンテーン(PANTENE)」“ミラクルズ カラーシャイン シャンプー”となった。
カラーケア・総合部門
1位 “カラーシャンプー ムラサキ”
「ロイド」
カラーリングに合わせたアイテムを展開する「ロイド」。“カラーシャンプー ムラサキ”は、ハイトーンカラーの褪色や黄ばみを防ぐシャンプー。ブリーチ後の不自然な黄ばみを防ぐため、反対色である紫色のシャンプーを使うことで黄ばみの彩度を下げる。天然由来の保湿成分であるホホバオイル、マカデミアナッツオイル、コメ胚芽オイル、ヘーゼルナッツオイルなどを配合していて、しっとりした洗いあがり。(300mL、1400円)
2位 “カラーコントロール”
「スティーブンノル」
ニューヨーク在住ヘアスタイリスト、スティーブン・ノル氏監修のブランド。カラーした髪の色落ちを防ぎ、染めた髪色をキープする“カラーコントロール”シリーズ。カラーでアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に整える。全製品共通で、希少性の高いトリュフエキスを採用。髪内部に水分を補い「高浸透カプセル」で、髪に必要なコレステロール、セラミドを届け、毛髪表面をコーティングしてカラーの褪色を防ぐ。(シャンプー500mL、1600円 コンディショナー500mL、1600円 ヘアパック220g、1250円 トライアル10mL+10mL、100円)
3位 “ヒートケアシャンプー パープル”
「カラタス」
「サロン帰りのヘアカラーと、うる艶髪を持続させたい」という悩みをかなえるべく、カラーリストたちが開発に参加したメイド・イン・ジャパンの「カラタス」。パープルは、ブリーチ後の黄ばみを抑え褪色を防ぎ、特にホワイト系やマット系カラーの色持ちを良くする。保湿成分としてフルボ酸、加水分解コラーゲン、ハチミツを配合。また、ドライヤーやヘアアイロンの熱に反応してダメージを保護補修するヒートケア効果も期待できる。(250mL、1980円)
カラーケア・新製品部門
1位 “エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル カラーロック ヘアオイル”
「ロレアル」
2020年9月に発売された、「ロレアル」史上初となるヘアカラー後のために開発された、デイリーなヘアオイル。ヘアカラー後、色落ちや黄ばみが気になる毛先を中心に塗布する。カラーロック成分(アモジメチコン)がダメージ箇所にアプローチし、髪表面をコーティングして髪の色合いをキープ。ファッションカラー、白髪染めなどに対応していて、カラートーンも暗めから明るめの茶色まで幅広いカラーリングに使える。(100mL、2200円)
2位 “カラーケアエマルジョン”
「エムビースタイル」
洗い流さないタイプの“カラーケアエマルジョン”。ヘアカラー、ヘアマニキュア、白髪染めなど全てのヘアカラーに対応している。質感は、ベタつかずサラッとしていて伸びが良い。サルビアヒスパニカ種子油などの植物性成分がダメージを補修し髪色をキープ。タオルドライした後に適量を取り、毛先などのダメージ部分を中心になじませるアウトバスのケアに加えて、ヘアマスク前に塗布するインバスでのケアにも使える。(150g、1500円)
3位 “ミラクルズ カラーシャイン シャンプー”
「パンテーン」
「パンテーン」初のサルフェート無添加シャンプー。色落ちの一因は、開いたキューティクルから色が抜けてしまうこと。サルフェートフリーシャンプーで洗うことでキューティクルを傷つけにくく、ヘアカラー、白髪染めなどヘアカラーした後の色落ちをおだやかにする。ローズとジャスミンの香り。高級美容液カプセルを配合した「ミラクルズ カラーシャイン トリートメント」と併用することで、シルクのような艶のある髪に。(ポンプ480mL、1600円※編集部調べ)
TEXT : MISA KOTAKE