10~20代向けのアパレルECを運営するデイジー(DAZZY)は、表現者として幅広く活動する“一流芸能人”GACKTと、実業家としても知られる“ホスト界の帝王”ROLANDによるプロジェクト「G&R」を発足した。12月16日に都内で発表会見を開き、プロジェクトの全貌を明かした。
2人のイニシャルから名付けられた「G&R」は、GACKTが「女性を一流にするためのブランドを作らないか?」とROLANDに話を持ち掛けたことがきっかけでスタートした。さらに「一流の女性といったらこの人しかいない」というGACKTの一言で、“伝説のキャバ嬢”門りょうをディレクターとして招へい。第1弾として、一流の女性へと導くためにイメージしたドレスとランジェリーをプロデュースした。世の中にパワーを与えたいと、門りょうがディレクションしたのは、カラフルで多くの人が手に取りやすい価格帯のドレスとランジェリーだ。
発表会見は、予定時間よりも40分押しで始まった。イライラが募り始めた報道陣もいざ会見が始まると、2人のオーラに静まり返る。「今の世の中に対して、元気を与えられるのではないかと思い、このタイミングで発表させてもらうことにした」とGACKT。「ドレスやランジェリーは他人を魅了するためだけのものじゃなくて、自分に勇気を持てるものでもあると思う。自分に自信を持ちたい全ての女性に着てもらい、新しい自分に気付いてもらいたい」と今回のコレクションのコンセプトを説明した。
一流の条件を問われると、「年齢問わず、こんな素敵な人に出会えてよかったと思える人。僕はROLANDに初めて会ってときにまず面白い奴だなと思った。終始笑顔にさせてくれて、初めて会ったのに別れるのがもどかしいと思わせてくれたことが嬉しかった。その日から弟のように僕が彼を慕っている」(GACKT)、「僕は何かを極められることが一流だと思う。GACKTさんのことはみんな一流だと分かっているので割愛するが、何に対しても一切妥協がない。人前に出るという部分を共通点だとすると、見せ方やファンの喜ばせ方などまだまだ僕には足りないところで、いつも学ばせてもらっている」(ROLAND)と答えた。
会見後半には門りょうも登場。“マインドも一流になれるように”と、事前に募った女性の悩みに3人が答えた。「自分に自信を持って仕事をしていくには?」という質問には、「やりきることが大事。日々の努力しかない。突き詰めていくと頑張るしかなく、近道はない。自信を持つためには努力が必要」(ROLAND)、「何かを添える。笑顔を添えるとか言葉を添えるとか、そういう積み重ねが相手に届く。それが返ってきたときに自信を持てるようになるんじゃないか」(GACKT)、「自信がなくても自信を持っているように見せるのがいいと思う。虚勢を張って生きていいんじゃない?」(門りょう)。「必要ないと思うのに、他人と比べてしまう」との質問には「一番になるしかない。マラソンに例えると他人が見えるのは2番以降。一番はゴールテープしか見えない。解決方法は1番になるしかなくて、先頭を切るために何ができるか考えてごらん」(ROLAND)、「一番になったからこそ見えるものがある。努力して、そこにたどり着いたときに本当に自分自身を褒めてあげればいい」(GACKT)、「比べる人がいるのはいいこと。その人よりも良くなりたいと思えば、比べること自体はいいことだと思う。自信を持って」(門りょう)と、一流のトークで会場を魅了した。