TSIホールディングスは16日、グループ会社の再編を発表した。ファッション事業を展開する子会社のサンエー・インターナショナル、サンエー・ビーディー、ナノ・ユニバースなど14社を統合して新会社TSI(仮称)を発足させる。2021年3月1日、22年3月1日の2段階で統合を進める。純粋持ち株会社TSIホールディングスの傘下に事業子会社が連なる体制から、事業持ち株会社TSIによって組織をスリム化して効率を高める。
21年3月1日付でサンエー・ビーディーを吸収合併存続会社として、サンエー・インターナショナル、TSIグルーヴアンドスポーツ、ナノ・ユニバース、アングローバル、ローズバッド、アイソラー、TSI・プロダクション・ネットワーク、TSI ECストラテジーを統合する。サンエー・ビーディーは商号をTSIに改める。
22年3月1日付でTSIと上野商会、ジャック、アルページュ、スタージョイナス、アンドワンダーが吸収合併する。同時に、TSIホールディングスはTSIを吸収合併し、新会社TSI(仮称)で新しいスタートを切る。
TSIホールディングスは同日、「トルネードマート(TORNADO MART)」などを運営する子会社スピックインターナショナルの全株式をシーズメン(東京、三河宏彰社長)に譲渡すると発表した。譲渡金額は非公開。スピックインターナショナルの20年2月期業績は、売上高29億円、営業損益が2億1600万円の赤字だった。