ユニクロは、児童養護施設や経済的に困難な状況にある子どもの支援拠点、難病児支援施設など全国369の施設に、「エアリズムマスク」10万点とアウターなど冬物衣料品2640点を寄贈する。それに先立って12月16日に、ユニクロのグローバルブランドアンバサダーであるプロテニスの錦織圭選手が都内の児童養護施設を訪問し、マスクや衣料品を手渡すとともに子どもたちと交流した。
錦織選手と子どもたちはマスクをデコレーションするワークショップなどを体験。子どもたちからの「なんでテニスが好きなの?」「今まで戦った相手で一番強かったのは誰?」「テニスと同じくらい頑張ってきたことは何?」といった質問にも答えた。「今年はコロナ禍で子どもたちも生活や精神面で大きな影響を受けたと思う。届けたマスクと冬服で元気に新年を迎えてほしい」と錦織選手はコメントしている。
支援物資は、日本財団による「子どもサポートプロジェクト」の「第三の居場所」事業、「難病の子どもと家族を支えるプログラム」事業、児童養護施設を支援するみらいこども財団を通じ、全国の施設に届けられる。「今後も服のビジネスを通し、社会的、経済的に困難な状況に置かれた子どもたちの支援に取り組んでいく」と広報担当者。
また、ユニクロを運営するファーストリテイリングは3月以降、コロナ感染症対策支援として、世界26の国と地域の医療機関やNPOに、医療用を中心としたマスク1673万点、医療用ガウン143万点、「エアリズムマスク」60万点、「エアリズム」インナー47万点、その他衣料品52万点を寄贈している。