ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートするビューティ・インサイトは、「WWD JAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週は美容師2人がキャリア形成やデジタル活用について語る。(この記事はWWDジャパン2020年12月21・28日号からの抜粋です)
今週の識者
VAN/「コクーン」代表
■“間感”のカリキュラム化は可能か
美容師として売れるためには、技術力・間感(まかん)・発信力の3つの要素がどの時代も必要だと考えている。美容師としての技術力、発信力は言うまでもないが、“間感”というのは「コクーン」独自の言葉で、お客さまとの距離感や会話のテンポ、空気感といったものを指す。情報が溢れ顧客の美容知識が豊富な現在は、美容師が技術よがりに施術しても間感を測れなければ顧客は定着しない。それほど間感は重要だが、3つの要素の中で一番カリキュラム化が難しい。
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