ファッション

キャサリン妃のファッションに注目 ロイヤル・トレインで巡る“サンキュー”ツアー

 イギリスのウィリアム王子(Prince William, Duke and Duchess of Cambridge)とケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton以下、キャサリン妃)は、パンデミックの渦中に最前線で働くエッセンシャルワーカーや地域の人びとを労うために、王室専用列車でスコットランド、ウェールズ、イングランドを巡る3日間の公務の旅に出かけた。

 ウィリアム王子とキャサリン妃は12月6日にロンドンのユーストン駅を出発し、翌7日にはスコットランドの救急サービスを視察するためにエディンバラを訪問、その後イングランドのベリック・アポン・ツイードのホーリー トリニティー チャーチ オブ イングランド ファースト スクール(Holy Trinity Church of England First School)を訪れて、生徒や教師たちとの会話を楽しんだ。

 3日目にはウェールズのカーディフとイングランドのバースやレディングを訪問し、カーディフ大学(Cardiff University)の学生たちとメンタルヘルスについて意見を交わしたり、高齢者施設の訪問やロイヤル バークシャー病院(Royal Berkshire Hospital)の医師、看護師たちに感謝の意を表した。その後最終目的地のウィンザーでエリザベス女王(Queen Elizabeth II)と合流し、ソーシャル・ディスタンスを保った上で地域のボランティアやエッセンシャルワーカーたちにも感謝が伝えられた。

 ファッションセンスに定評のあるキャサリン妃のツアー初日の装いは、2020年1月にも着用した「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のグリーンのミリタリー調のコートだった。2日目には、18年にノルウェーを訪問した際に初めて着用した英国人デザイナーのキャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)によるオーダーメードのブルーのコートを着用するなど、過去に披露したことのあるお気に入りのアイテムを取り入れたキャサリン妃らしいスタイルを見せた。そして最終日には、「アレキサンダー・マックイーン」の赤いコートにタータンチェックのマフラーを合わせたコーディネートで注目を集めた。

 しかし英国におけるロックダウン措置が緩和されたとはいえ、新型コロナウイルスの流行が未だ続く中でのロイヤル・トレイン・ツアーには疑問の声も上げられていた。

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