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EC事業の総合支援を行ういつも.が東証マザーズに上場

 ECワンプラットフォーム事業を行ういつも.は12月21日、東証マザーズに新規上場した。気配値を公募・売り出し価格(公開価格1540円)の2.3倍にあたる3545円で取り引きを終えた。
 
 いつも.は、顧客の個別ニーズに合わせたEC事業の実行支援をする「ECマーケティングサービス」と、同社が消費者に直接販売体制を作るD2C(メーカー直販)支援をする「ECマーケットプレイスサービス」を提供している。今後の成長戦略として、「ECマーケティングサービス」は取引先の拡大、取り扱いブランド数や展開ECチャネル数、サービス数を増加して平均単価向上のほか、独自のビッグデータシステムを拡販する。「ECマーケットプレイスサービス」においては、取り扱いブランド数やECチャネル数の拡大、越境EC事業の拡大を行う。

 新規上々記者会見で坂本守社長は、「当期業績の約80億円のうち約8割が『ECマーケットプレイスサービス』の成長のトップラインとなっている。引き続きブランド数やECチャネル数の拡大を行うことに加え、海外展開として中国やロシア、アメリカ、ASEANで越境ECをスタートさせる準備が整っている。すでに国内取引先を豊富に有しているため、新規顧客を獲得することもなく早期に成長できる事業と考えている。さらに、売り上げ連動の報酬体系サービスを使うことで利益額と利益率をあげていく」と述べた。

 同社の2021年3月期は、売上高が前期比53.8%増の80億円、営業利益が同158%増の4億円、経常利益が同119.3%増の4億円、純利益が同143.7%増の3億円を見込む。

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