イタリア・ミラノ発のファッションブランド「マルニ(MARNI)」は、クリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)と契約を更新したことを12月22日に明らかにした。契約詳細は非公表だが、数年間は続投する見通しだ。
リッソは「アレッサンドロ・デラクア(ALESSANDRO DELL'ACQUA)」「マーロ(MALO)」「プラダ(PRADA)」などで経験を積み、「マルニ」創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の後任として2016年にクリエイティブ・ディレクターに就任。4年間でアートを融合した独創的な世界観を表現しながら、多様性、サステナビリティなどの価値観を加えて、ブランドの新たなビジョンを打ち出してきた。
親会社OTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)プレジデントは「フランチェスコは入社以来、クリエイティブ・ディレクターとしての役割を受け入れながら、『マルニ』のDNAをあらゆる部分で引き継いでいる。彼のユニークなリーダーシップは、スタイルからインテリアデザイン、マーケティング、そしてデジタルの世界全体に至るまで、彼の仕事のあらゆる側面をカバーしており、ビジョンを表現するために必要不可欠な素晴らしいグローバルネットワークを持ち合わせている。ブランドの新しい方向性を築き上げながら『マルニ』を自分のものにすると同時に、ブランドのさらなる活性化に貢献している。 これからも何年にも渡って協力していきたい」とコメントしている。
リッソは「この機会を4 年前に与えてもらい、謙虚に取り組んできた。そして今新たに更新された契約に一層感謝したい。レンツォ・ロッソはじめ、OTBグループからの信頼と、チームからの献身がなければ、この数年間築き上げてきたことを成し遂げることはできなかった。さらなる創造性、誠実さ、そしてコミットメントとともに、ブランドをさらなる未来に導くことをとても楽しみにしている」と述べている。