ティモシー・シャラメ THE MEGA AGENCY AND EVAN AGOSTINI / INVISION / AP (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第61回はティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)が登場。2020年は映画「ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語(Little Woman)」やロマンティック・コメディー映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク(A Rainy Day in New York)」が日本でも公開され、来年には「DUNE/デューン 砂の惑星(Dune)」の公開も控えているなど、話題作への出演に引っ張りだこなシャラメ。甘いマスクで私たちを魅了するだけでなく、ハイセンスなファッションにも定評のある彼のオンリーワンな装いに対する評価はいかに!?
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2020年 EVAN AGOSTINI / INVISION / AP (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
1. う〜ん、どっちつかず。
サテンのトラックスーツがSF映画「スター・トレック(Star Trek)」のユニフォームのように見える。かなり若い感じもするが、チャンキーヒールのブーツのおかげでバランスは取れている。クロスボディーのバッグとヘルメットみたいな髪型がちょっとイマイチかも。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2018年 XAVIER COLLIN / IMAGE PRESS AGENCY / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
2. とても素敵!
普通の人が白のタキシードを着るとジェラート屋の店員、もしくはカリブ海のリゾートウェディングをすっぽかした花婿のようにも見えてしまうが、シャラメの場合はどちらにも当てはまらない。クロップドパンツにポインテッドブーツを合わせたことで、オールホワイトの繊細な雰囲気が引き立てられている。ジェーン・オースティン(Jane Austen)の映画から飛び出してきたような出で立ちは、シャラメの俳優度満点の顔立ちがなせる技だ。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2019年 THE MEGA AGENCY (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
3. なかなか素敵!
シャラメの男っぽい一面を感じ取れるスタイルだ。単色でまとめた黒の独創的なスタイルは、とてもモダンでオリジナリティーに溢れている。クリスタルが散りばめられたハーネスは、冒険心が満載で遊び心も感じられる。一部の人からはかなり支持を得られるだろう。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2019年 LEON BREZER / FASHION MEDIA / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
4. めまいがする
ヴァン・ゴッホ(Van Gogh)の絵画をデザインしたスーツにチャンキーなスニーカーを合わせるなんて、なんだか気疲れしてしまう。画家になり切りたいならエスパドリーユとストローハットを選ぶべきだ。でも、カーリーヘアと家宝級のジュエリーのおかげで、ロマンチックなアーティストの理想形に仕上がっているかも。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2019年 KILPIN / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
5. とても素敵!
レッドカーペットのスターを目指している人にとっては、少々大胆すぎる装いだ。おとぎ話の王子様のようでもあり、花嫁の母親にぴったりな衣装にも見える。いずれにしても、シャラメが主役の座を奪っていることに変わりはない。2019年の中でも特に素晴らしいレッドカーペットスタイルの1つだ。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2019年 KCS PRESSE / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
6. 驚き!
すごく自由な愛に溢れた装いだ。レトロなフューシャピンクのシルクのパジャマがスーツになったようなスタイルは、クールかつエフォートレスなハイファッションと言える。センター分けのカーリーヘアがボヘミアンな雰囲気とよく合っている。そしてもちろん、黒のブーツは欠かせない。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2019年 WILL / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
7. 笑える!
イースターのブランチにでも行くのだろうか。ソフトな仕立てのパステルピンクのブレザーは、シャラメお気に入りの「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」のピンクのパーカにも通じるものがある。オールバックのヘアスタイルに(写真では見えないが)黄色いソックスを取り入れたことで抜け感も感じられ、カジュアルな雰囲気に仕上がっている。
1
/
1
ティモシー・シャラメ、2020年 LRNYC / MEGA (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
8. 拍手!
今回もシャラメが最新のトレンドを独自のセンスでおしゃれにやってのけた。スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の映画「E.T.」で、エリオット少年が自転車のカゴにE.T.を乗せてこぐシーンを連想するファッションだ。80年代のティーンアイドルみたいでとてもよく似合っている。メランコリーな感じが自粛期間中にぴったりだ。