英国発ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」はこのほど、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から全600種以上ある商品名を見直し、計11品を新名称に変更した。ロングセラー商品の足をさらさらにするフットパウダー“パパの足”は、10月20~31日にインスタグラム上で新名称のアイデアを募り、集まった名称案中から“素足のTブレイク”に決定。2021年1月中旬以降を目途に販売する。
同ブランドは「All are welcome, Always」をポリシーに掲げ、誰もが平等に自分らしく暮らせる社会を目指してさまざまな取り組みを行ってきた。6月以降、世界中で活発になったBLM(Black Lives Matter)ムーヴメントを受け、社内の仕組み作りやコミュニケーションの見直しを実施。その一環として商品名称最適化プロジェクトを発足し、性別や人種、年齢、多様なライフスタイルへの配慮という視点から商品名変更を検討した。
今回の公募で集まった名称案は688件に上り、ラッシュジャパンの公式インスタグラムアカウント開設以来最も多いコメント数となるなど、ダイバーシティ&インクルージョンへの関心の高さが表れた。
商品名変更の対象となった商品はそのほか、“東方美人”(ヘアトリートメント、新名称:艶髪香花)、“人魚姫”(フレッシュフェイスマスク、新名称:BB シーウィード)、“ブラックビューティー”(洗顔料、新名称:コールフェイス)、“ミスゴージャス(”保湿クリーム、新名称:ゴージャス)、“ソーホワイト ボディスプレー”(新名称:ワンス アポン ア タイム ボディスプレー)、“リズム&ブルース”(ヘアモイスチャー、新名称:バランス)、“乙女の戦士”(フレッシュフェイスマスク、新名称:コスメの戦士)、“コスメティックボーイ”(保湿クリーム、新名称:パフィー)、“ニューイヤーの花娘 ボディスプレー”(新名称:カラカス ボディスプレー)。なお、新名称での販売への切り替えは、商品ごとに異なる。