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美容室の店舗デザインを学生コンテストで決定 学生の感性をリアルに生かす産学連携プロジェクト

 美容室チェーン「アグ(Agu.)グループ」はモード学園3校(東京、大阪、名古屋)と共同で、学生たちの感性を店舗デザインに生かす取り組みとして、産学連携プロジェクト“サロン リノベーション コンペティション 2020”を開催した。

 3校のインテリア学科の学生を対象として、“thought & antique”というテーマで店舗デザインのコンテストを実施。最優秀賞に選出された作品は、大阪市にある「アグ ヘアー コットン 梅田店」の店舗デザインに採用。2021年2月下旬~3月上旬を目途に、最優秀作品を具現化した店舗がリニューアルオープンする。

 「アグ ヘアー コットン 梅田店」は、オーナーがこの土地でオープンした第1号店となることから、思いが込められた店舗の新デザインとして“thought=思い”と“antique=古くて価値のあるもの”というテーマを設定した。

 全24チームの中から最終審査に5作品を選出し、「アグ グループ」の顧客を含む約2000人の投票により“Re start”という名前の作品が最優秀作品に選ばれた。

 最優秀作品のコンセプトは“ここからはじまる新しいデザイン空間へ”。1からリニューアルするのではなく、既存のものの良さを生かしつつ、現代の“カジュアル”と“アート”をプラスした新感覚のアンティーク空間としてデザイン。女性目線を意識し、白を基調としたナチュラルで優しい空間に、さまざまな差し色をアクセントとしておしゃれな雰囲気を演出した。

 「アグ グループ」は、全国47都道府県に543店舗を展開する国内最大級の美容室チェーン。今回の取り組みの意図について、担当者は「ファッション業界のみならず、美容などの分野でも多くの人材を輩出してきたモード学園において、インテリアデザインを学ぶ学生向けに実店舗デザインを行う機会を提供した。今後も若い人材の就労意欲を喚起し、学びをアウトプットする場を作ることで、美容業界のさらなる発展のための取り組みを継続していきたい」と話す。

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